Sun N1 System Manager 1.1 管理ガイド

セキュリティ

この節では、セキュリティに関する障害追跡情報を提供します。

Sun N1 System Manager サーバーは、強力な暗号化手法を用いて、管理サーバーと管理対象の各サーバーとの間の通信の安全を確保します。

Sun N1 System Managerが使用するキーは、Linux が稼働する各サーバーの/etc/opt/sun/cacao/security ディレクトリに保存されています。それらのキーはすべてのサーバーで同じです。Solaris OS が稼働するサーバーでは、これらのキーは、/etc/opt/SUNWcacao/security ディレクトリに保存されています。

通常の運用では、これらのキーはデフォルトの設定のままにしておくことができますが、セキュリティキーの再生成が必要になることもあります。たとえば管理サーバーの root パスワードが外部に漏れた恐れがある場合などです。

Procedure共通エージェントコンテナのセキュリティキーを再生成する

手順
  1. 管理サーバー 上でスーパーユーザー権限を使い、共通エージェントコンテナ管理デーモンを停止します。

    Linux が稼働する管理サーバーの場合


    # /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm stop
    

    Solaris OS が稼働する管理サーバーの場合


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm stop
    
  2. create-keys サブコマンドを使用し、セキュリティキーを再作成します。

    Linux が稼働する管理サーバーの場合


    # /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm create-keys --force
    

    Solaris OS が稼働する管理サーバーの場合


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm create-keys --force
    
  3. 管理サーバー上でスーパーユーザー権限を使い、共通エージェントコンテナ管理デーモンを再起動します。

    Linux が稼働する管理サーバーの場合


    # /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm start
    

    Solaris OS が稼働する管理サーバーの場合


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm start
    

一般的なセキュリティ上の留意点

N1 System Manager を使用する際に、注意しなければならない一般的なセキュリティ上の留意点を次に示します。