N1 System Manager では、2 つの MIB が提供されています。これらの MIB は、SNMP を使用して N1 System Manager から他社製監視ツールを使用してデータを取得できるようにするデータ機構を提供します。また、N1 System Manager によって生成された SNMP 通知の構文解析に、他社製監視ツールを使用できるようにするデータ機構を提供します。MIB は、/opt/sun/n1gc/etc/ にあります。したがって、これらの MIB によって N1 System Manager を照会するすべての SNMP クライアントを使用することができます。また、SNMP を使用してイベントを確認することも可能になります。次の 2 つの MIB が提供されています。
この MIB は、SNMP クライアントを使用して N1 System Manager を照会することによって、N1 System Manager から取得できる情報を記述します。
この MIB は、SNMP トラップを受け取ることができる N1 System Manager に関連するすべてのイベントを記述します。
これらの MIB は読み取り専用です。MBI には各オブジェクトの詳細な説明が提供されていますが、これらを使用するには、SNMP の詳細な知識が必要です監視システムへの、トラップ受信を開始する設定方法は、使用している監視システムの性質によって異なります。
MIB はハードウエアに依存しません。
この例は、単純な UNIX トラップリスナーである snmptrapd コマンドを使用して N1 System Manager トラップを受信する方法を示しています。
N1-ok> snmptrapd -m all -M /opt/sun/n1gc/etc:/usr/share/snmp/ mibs -P 1010 |
この例は、snmptrapd を使用し、ポート 1010 の SNMP トラップの監視を開始する例です。また、SNMP トラップの内容の解析に、/opt/sun/n1gc/etc および /usr/share/snmp/mibs に格納された MIB を使用するコマンドも示しています。
監視システムへの、トラップ受信を開始する設定方法は、使用している監視システムの性質によって異なります。