N1 System Manager の核となる機能の 1 つに、単一のインタフェースから複数のプロビジョニング可能なサーバーに OS をインストールする機能があります。プロビジョニング可能なサーバーに初めて OS をインストールする作業は、次の 3 つのステップに分かれます。
プロビジョニング可能なサーバーに OS ディストリビューションをインストールするには、N1 System Manager が、そのディストリビューションにシステムアクセスできる必要があります。create os コマンドを使用して、OS バイナリまたは OS ディストリビューションを N1 System Manager にコピーします。コピーが終わったら、show os コマンドを使用して、N1 System Manager 上で使用可能な OS ディストリビューションを表示できます。
詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 管理ガイド』の「OS ディストリビューションの管理」を参照してください。
OS プロファイルは、インストールする OS コンポーネントや、OS とともにインストールする追加ファイルおよびプログラム、root パスワードやディスクのパーティション分割などの構成情報を指定します。OS プロファイルを使用して、サーバーグループに対し、一貫したインストールや構成ができます。サーバーのインストール方法の相違に応じて、1 つ以上の OS プロファイルを作成できます。
OS ディストリビューションを新しく作成すると、その OS ディストリビューションと同じ名前の OS プロファイルが、デフォルトで自動的に作成されます。
ブラウザインタフェースには、OS プロファイルの作成手順を案内するウィザードが用意されています。また、コマンド行から OS プロファイルを作成することもできます。どちらの場合も、OS プロファイルを作成すると、ブラウザインタフェースの「ショートカット」の下にそのプロファイルを表示したり、show osprofile コマンドで確認したりできます。
詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 管理ガイド』の「OS プロファイルを作成する」を参照してください。
ブラウザインタフェースには、単一のプロビジョニング可能なサーバーまたはプロビジョニング可能なサーバーのグループに OS ディストリビューションをインストールするためのウィザードが用意されています。コマンド行から load server コマンドまたは load group コマンドを使用することもできます。
詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 管理ガイド』の「OS プロファイルの配備による OS ディストリビューションのインストール」を参照してください。
特定の OS についてステップ 1 を行い、ステップ 2 にある適切な OS プロファイルを作成した後は、OS のインストールは、複数のサーバーであっても 1 つのステップで行えるようになります。