管理サーバーに、root でログインします。
/etc/nsswitch.conf ファイルの hosts エントリを更新します。
/etc/nsswitch.conf ファイルを編集します。必ずファイルに次の行が含まれるようにしてください。
hosts: files dns
/etc/resolv.conf ファイルの search エントリおよび nameserver エントリを更新します。
/etc/resolv.conf ファイルを編集します。必ずファイルに少なくとも 1 つのネームサーバーを設定してください。次に例を示します。
# cat /etc/resolv.conf search nameserver.company.com nameserver name server IP address |
この例では、nameserver.company.com は、管理サーバーからアクセスできるネームサーバーの名前で、name server IP address は、ネームサーバーの IP アドレスです。1 つ以上のネームサーバーを指定できます。各ネームサーバーは、管理サーバーからアクセス可能である必要があります。
/etc/mailsendmail.cf ファイルの送信メール SMTP IP アドレスの設定を更新します。
/etc/mailsendmail.cf ファイルを編集し、SMTP 行を作成します。SMTP 行は、次の例のようになります。
# SMTP daemon options O DaemonPortOptions=Port=smtp,Addr=127.0.0.1, Name=MTA
DaemonPortOptions 行では、127.0.0.1 を管理サーバーの IP アドレスに変更し、ファイルを保存して閉じます。
/etc/mail/local-host-names ファイルで、メールサーバーが受容するドメインを設定します。
/etc/mail/local-host-names を開いて、管理サーバーのドメインの完全指定名とドメインの別名の完全指定名を追加します。管理サーバーの IP アドレスも追加できます。
たとえば、管理サーバーに次の値が割り当てられているとします。
管理サーバー名が n1sm-manager、割り当てられている IP アドレスが 10.0.5.67。
管理サーバーに割り当てられている別名が engineering、その IP アドレスが 10.0.5.10。
組織のドメイン名が company.com。
この場合、/etc/mail/local-host-names ファイルのエントリは次のようになります。
n1sm-manager.company.com engineering.company.com 10.0.5.67 10.0.5.10
管理サーバーで、アカウント用のユーザーアカウントとパスワード、ユーザーディレクトリ、およびユーザーのメール受信箱を作成します。
ユーザーアカウント、パスワード、およびメール受信箱は、ALOM アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーが送信するイベント通知を受け取るために使用されます。これらは、N1 System Manager 専用に予約されるべきです。設定プロセスの実行中に電子メールのユーザーアカウント、パスワード、メール受信箱の設定を求めるメッセージが表示されます。ALOM イベント電子メール通知によって、N1 System Manager のブラウザインタフェースの「イベントログ」タブでイベントログを表示できるようになります。
メールアカウントの作成と設定については、ご使用のオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
/etc/aliases ファイルに、ユーザーアカウント名とホームディレクトリ名を追加します。
/etc/aliases を開いて、ファイルに ALOM 電子メールアカウントを追加します。たとえば、ALOM 電子メールアカウント名が emailuser1の場合は、/etc/aliases ファイルに次の行を追加することになります。
emailuser1: emailuser1
newaliases コマンドを入力してシステムのメールの別名を更新します。
Solaris の管理サーバーでメールサービスを設定する場合は、「Solaris 管理サーバーでメールサービスを設定する」の手順に従って、メールサービスの設定を完了させます。
Linux の管理サーバーでメールサービスを設定する場合は、「Linux 管理サーバーでメールサービスを設定する」の手順に従って、メールサービスの設定を完了させます。