ここでは、コマンド行を使用して、サーバーまたはサーバーグループのハードウェア健全性とオペレーティングシステム健全性の監視を無効にする手順を説明します。OS 監視機能が追加されている場合、このコマンドによってハードウェア健全性と OS 健全性の両方の監視が無効になります。
保守作業を行う場合は、ハードウェアコンポーネントの監視を無効にして、イベントが生成されないようにすることができます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
set server コマンドを使用して、monitored 属性を false に設定します。
N1-ok> set server server monitored false |
この例の server は、監視を停止するプロビジョニング可能なサーバーの名前です。このコマンドを実行すると、指定したサーバーの監視が無効になります。サーバーの監視を無効にすると、そのサーバーに関する属性のしきい値違反があっても、イベントは生成されません。
サーバーグループの場合は、set group コマンドを使用して、monitored 属性を false に設定します。
N1-ok> set group group monitored false |
このコマンドは、指定された名前のグループのサーバーに対して実行されます。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「set group」を参照してください。この手順の group は、監視を無効にするプロビジョニング可能なサーバーのグループの名前です。
サーバーの詳細を表示します。
N1-ok> show server server |
監視が無効であることが出力に示されます。
特定の OS 健全性の属性の値を監視する必要がない場合は、その属性に対するしきい値重要度を無効にすることができます。この場合、他の OS 健全性の属性は引き続き監視することができます。これで、不要なアラームを防ぐことができます。例 5–6 に、この作業の方法が示されています。しきい値の全般的な情報については、「監視しきい値」を参照してください。OS 健全性の監視機能は削除することもできます。「OS 監視機能を削除する」を参照してください。