Sun N1 System Manager 1.2 管理ガイド

セキュリティーの問題

この節では、セキュリティーに関する障害追跡情報を提供します。

N1 System Manager は強力な暗号化手法を用いて、管理サーバーと管理対象の各サーバーとの間の通信の安全を確保します。

N1 System Manager が使用するキーは、Linux を実行する各サーバーの /etc/opt/sun/cacao/security ディレクトリに格納されます。Solaris OS を実行するサーバーでは、これらのキーが /etc/opt/SUNWcacao/security ディレクトリに格納されます。

セキュリティーキーを再生成する理由

N1 System Manager で使用されるセキュリティーキーは、すべてのサーバーで同一な必要があります。通常動作では、キーで使用されるセキュリティーキーがデフォルト状態のままでかまいません。セキュリティーキーの再生成が必要になることもあります。

Procedure共通エージェントコンテナのセキュリティーキーを再生成する

手順
  1. 管理サーバー上でスーパーユーザー権限を使い、N1 System Manager 管理デーモンを停止します。


    # /etc/init.d/n1sminit stop
    
  2. create-keys サブコマンドを使用し、セキュリティーキーを再作成します。

    Linux がインストールされている管理サーバーの場合


    # /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm create-keys --force
    

    Solaris OS がインストールされている管理サーバーの場合


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm create-keys --force
    
  3. 管理サーバー上でスーパーユーザー権限を使い、N1 System Manager 管理デーモンを再起動します。


    # /etc/init.d/n1sminit start
    

一般的なセキュリティー上の留意点

N1 System Manager を使用する際に、注意しなければならない一般的なセキュリティー上の留意点を次に示します。