監視対象属性のしきい値が破られると、イベントが生成されます。通知規則を作成して、この種のイベントに関して警告を発行させることができます。しきい値違反または警告の通知は、イベントログを使って行われます。このログは、ブラウザインタフェースで簡単に見ることができます。
create notification コマンドを使って通知を作成し、電子メールで送信するか、ポケットベルに送信することができます。構文の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「create notification」を参照してください。
監視対象のハードウェア健全性属性または OS リソース使用属性の値がしきい値を破った場合は、イベントログがただちに作成されてそのことが示されます。イベントログはブラウザインタフェースからアクセスできます。「サーバーのしきい値を取得する」の図に示すように、ブラウザインタフェース の監視対象データテーブルに記号が表示され、しきい値が破られたことが示されます。
または、show log コマンドを使用して、イベントログが作成されたことを確認します。
N1-ok> show log Id 日時 重要度 件名 メッセージ . . 10 2005-11-22T01:45:02-0800 警告 Sun_V20z_XG041105786 A critical high threshold was violated for server Sun_V20z_XG041105786: Attribute cpu0.vtt-s3 Value 1.32 13 2005-11-22T01:50:08-0800 警告 Sun_V20z_XG041105786 A normal low threshold was violated for server Sun_V20z_XG041105786: Attribute cpu0.vtt-s3 Value 1.2 |
監視トラップが失われると、特定のしきい値ステータスは最大 30 時間は更新されませんが、総合的なステータスは 10 分ごとに更新されます。
「監視の有効化と無効化」で説明しているように監視が有効で、show server または show group コマンドの出力にステータスとして「不明」か「アクセス不能」が示された場合、監視対象のそのサーバーまたはサーバーグループは正常に到達されていません。ステータスが「不明」または「アクセス不能」のままである時間が 30 分以内である場合は、一時的なネットワークの問題が発生している可能性があります。これに対し、ステータスが「 不明」または「アクセス不能」のままの時間が 10 分以上の場合は、監視に問題が発生している可能性があります。監視機能の障害が原因である可能性があります。詳細は、「OS 監視に関連するコマンドの失敗の解決」を参照してください。
監視トラップが失われると、特定のしきい値ステータスは最大 30 時間は更新されませんが、総合的なステータスは 10 分ごとに更新されます。
監視データ出力には、タイムスタンプが示されます。このタイムスタンプと現在の時刻の関係を基に、監視エージェントに問題があるかどうかを判定することもできます。