Sun N1 System Manager 1.2 ご使用にあたって

OS プロビジョニングに関する問題点

OS プロビジョニング (配備) に関して判明している問題点は、次のとおりです。

Red Hat Linux 3.0 Update 2 の OS 配備が停止して対話モードになることがある

Red Hat Linux 3.0 Update 2 の OS 配備が、タイムアウトが原因で停止し、対話モードになることがあります。これは一時的な問題です。

回避策: OS 配備ジョブを中止し、OS 配備をやり直してください。OS 配備が失敗し続ける場合は、より新しいバージョンの Red Hat OS を使用する必要があります。

OS プロファイル作成の際、スワップパーティションに不要なマウントポイントの指定が必要になる

ブラウザインタフェースまたはコマンド行を使用して、OS プロファイル用のスワップパーティションを指定する際に、不要なマウントポイントの指定が必要になります。マウントポイントを指定すると、実際には、別のファイルシステムが作成されます。

回避策: スワップパーティションのマウントポイントとして swap を指定してください。これがプレースホルダの働きをして、無視されます。コマンド行の例を次に示します。


add osprofile myprofile partition swap type swap size 1024 device c0t0d0s1 sizeoption fixed

BIOS コンソールのボーレートを設定すると、Sun Fire V20z および V40z サーバーで OS の配備に失敗する (6322295)

BIOS コンソールのボーレートは 9600 (デフォルト) に設定する必要があります。これ以外のボーレートの場合、Sun Fire V20z あるいは V40z サーバーへの OS 配備は失敗します。このことは、load server コマンドまたはブラウザインタフェースの「OS のロード」で consolebaudrate 値を変更してはならないことを意味します。


注 –

SP コンソールのボーレートを 9600 以外の値に設定している場合、OS 配備は成功しますが、connect server を使用したコンソールには、意味のない文字が表示されます。


回避策: OS 配備後に、BIOS コンソールのボーレートを手動で変更する必要があります。このためには、ターゲットサーバーを再起動し、起動シーケンス中に BIOS 設定画面を表示します。BIOS 設定の変更方法については、サーバーのユーザーマニュアルを参照してください。

ブラウザインタフェースで、OS プロファイル名にピリオドを含むことができない (6331294)

ブラウザインタフェースのウィザードで OS プロファイルを作成する際に、OS プロファイル名にピリオドを含めると、「プロファイル名が無効であるという」エラーになります。ピリオドは、OS プロファイル名で有効な文字として受け付けられるべきです。

回避策: OS プロファイル名にピリオドを含める場合は、 create osprofile コマンドを使用してください。

Sun Fire V20z/V40z サーバーと Sun Fire X4000 シリーズのサーバーで同じ SUSE OS プロファイルを使用できない (6344382)

Sun Fire X4000 シリーズのサーバーで SUSE OS プロファイルをロードすると、Sun Fire V20z あるいは V40z サーバーで同じ OS プロファイルおよび関係する OS ディストリビューションを使用できなくなります。Sun Fire X4000 シリーズのサーバーで SUSE OS プロファイルをロードすると、関係する SUSE OS ディストリビューションに変更が加えられてしまい、この結果、Sun Fire V20z と V40z サーバーで同じディストリビューションが使用できなくなります。

回避策: Sun Fire V20z/V40z サーバー用と Sun Fire X4000 シリーズのサーバー用とで、SUSE OS ディストリビューションおよび OS プロファイルを別々に作成する必要があります。