OS プロビジョニング (配備) に関して判明している問題点は、次のとおりです。
Red Hat Linux 3.0 Update 2 の OS 配備が、タイムアウトが原因で停止し、対話モードになることがあります。これは一時的な問題です。
回避策: OS 配備ジョブを中止し、OS 配備をやり直してください。OS 配備が失敗し続ける場合は、より新しいバージョンの Red Hat OS を使用する必要があります。
ブラウザインタフェースまたはコマンド行を使用して、OS プロファイル用のスワップパーティションを指定する際に、不要なマウントポイントの指定が必要になります。マウントポイントを指定すると、実際には、別のファイルシステムが作成されます。
回避策: スワップパーティションのマウントポイントとして swap を指定してください。これがプレースホルダの働きをして、無視されます。コマンド行の例を次に示します。
add osprofile myprofile partition swap type swap size 1024 device c0t0d0s1 sizeoption fixed |
BIOS コンソールのボーレートは 9600 (デフォルト) に設定する必要があります。これ以外のボーレートの場合、Sun Fire V20z あるいは V40z サーバーへの OS 配備は失敗します。このことは、load server コマンドまたはブラウザインタフェースの「OS のロード」で consolebaudrate 値を変更してはならないことを意味します。
SP コンソールのボーレートを 9600 以外の値に設定している場合、OS 配備は成功しますが、connect server を使用したコンソールには、意味のない文字が表示されます。
回避策: OS 配備後に、BIOS コンソールのボーレートを手動で変更する必要があります。このためには、ターゲットサーバーを再起動し、起動シーケンス中に BIOS 設定画面を表示します。BIOS 設定の変更方法については、サーバーのユーザーマニュアルを参照してください。
ブラウザインタフェースのウィザードで OS プロファイルを作成する際に、OS プロファイル名にピリオドを含めると、「プロファイル名が無効であるという」エラーになります。ピリオドは、OS プロファイル名で有効な文字として受け付けられるべきです。
回避策: OS プロファイル名にピリオドを含める場合は、 create osprofile コマンドを使用してください。
Sun Fire X4000 シリーズのサーバーで SUSE OS プロファイルをロードすると、Sun Fire V20z あるいは V40z サーバーで同じ OS プロファイルおよび関係する OS ディストリビューションを使用できなくなります。Sun Fire X4000 シリーズのサーバーで SUSE OS プロファイルをロードすると、関係する SUSE OS ディストリビューションに変更が加えられてしまい、この結果、Sun Fire V20z と V40z サーバーで同じディストリビューションが使用できなくなります。
回避策: Sun Fire V20z/V40z サーバー用と Sun Fire X4000 シリーズのサーバー用とで、SUSE OS ディストリビューションおよび OS プロファイルを別々に作成する必要があります。