モデムデータベースファイル (デフォルトでは /etc/opt/SUNWconn/ppp/modems) は、Solstice PPP が認識するモデムを定義します。このファイルには、Solstice PPP が使用する AT コマンド、および着信接続と発信接続においてモデムを初期化するための pppsetmod(1M) コマンドもあります。
モデムの構成情報は、モデムデータベースファイル /etc/opt/SUNWconn/ppp/modems にあります。
pppsetmod(1M) コマンドは、モデム構成ファイルの内容を走査し、あるサーバー構成に合わせてモデムを初期化する、つまり着信呼を待機させる AT コマンドを送信します。クライアント構成で使用するモデムは、発信されるたびにリンクマネージャによって初期化されます。
デフォルトでは、モデムはいったん停止された後、起動されるたびにデフォルトモードにリセットされます。構成内容をモデムに保存すると、再起動時にモデムをサーバーモードに再初期化することができます。
構成内容を保存しないでモデムを初期化するには、以下のように入力します。
prompt# /usr/bin/pppsetmod |
構成内容を保存してモデムを初期化するには、以下のように入力します。
prompt# /usr/bin/pppsetmod -s |
モデムデータベースファイルを変更して、まだサポートされていない専用のモデムの構成情報を追加することができます。モデム構成用 AT コマンドの詳細については、モデムのマニュアルを参照してください。
発信 (クライアント) 接続の場合は、以下を使用可能にする必要があります。
着信 (サーバー) 接続の場合は、以下を使用可能にする必要があります。
新しいモデム定義をモデム構成ファイルに追加する手順は、以下のとおりです。