CHAT (接続) スクリプトは、リンク確立フェーズで行われるエンドポイント間の情報交換を定義します。デフォルトでは、CHAT スクリプトはディレクトリ /etc/opt/SUNWconn/ppp/script に存在します。ファイル link.conf 中の定義を編集しファイルを移動して、スクリプトの場所を変更することができます。CHAT スクリプトには、非対話型 (交換すべき情報がすべてスクリプト中にある) と対話型 (スクリプトがユーザー入力を促すプロンプトを表示する) の 2 種類があります。
ローカルホストから発信対象の各リモートホストに、CHAT スクリプトを 1 個作成する必要があります。CHAT スクリプトの内容の一部は、リモートホストのオペレーティングシステムによって異なります。PPP 初期設定スクリプト (pppinit) は、Solaris 環境を実装するホストと接続するためのテンプレートファイルを作成することができます。Solaris 以外のオペレーティングシステム用にテンプレートファイルを変更する手順については、「CHAT (接続) スクリプトの編集」を参照してください。