モデム接続の次に行われる接続フェーズ処理は、PPP ネゴシエーションです。クライアントとサーバーが交信することによって、PPP リンクの共通構成を得るためのネゴシエーションを行います。ネゴシエーションは可能なかぎり収束するように処理されますが、必須パラメータが一致しなかった場合は、ネゴシエーションが失敗します。
以下のログファイルの例は、PPP ネゴシエーションが失敗したことを示しています。
11/13/95 20:34:42 - Connection requested to miles 11/13/95 20:34:43 - Dialing number P365 ... 11/13/95 20:35:16 - Got modem connection 11/13/95 20:35:19 - LCP up on ipdptp0 11/13/95 20:35:19 - PPP error on ipdptp0: Negotiation of mandatory options failed |
この例では、サーバーが要求する IP アドレスとは異なる IP アドレスがエラーの原因となっています。PPP ネゴシエーションが失敗した場合は、システム管理者やインターネットプロバイダから入手した情報どおりの構成であるかどうかを確認してください。構成が正しい場合は、サーバー構成を変更する必要がある可能性があるのでシステム管理者またはインターネットプロバイダにお問い合わせください。