Solstice PPP 3.0.1 ユーザーズガイド

非活動タイムアウトにおける問題

非活動タイムアウトは、指定秒数を経過しても接続が未使用状態のままであるときに接続を自動的に切断します。つまり、接続がうっかりオープン状態のままになっていた時間の電話料金が請求されるという事態を防ぐことができます。ただし、非活動タイムアウトが短すぎると、必要以上に早く接続が切断されてしまいます。

以下のログファイルの例は、60 秒が経過したときにクライアントによって起動された非活動タイムアウトを示しています。


11/13/95 18:00:03 - IP up on interface ipdptp0, with timeout set
to 60 seconds
11/13/95 18:00:14 - Interface ipdptp0 has timed out

接続が頻繁にタイムアウトする場合は、構成スクリプト pppinit を実行して構成ファイルを作成し直し、サーバーに対する発信の非活動タイムアウト値を増やしてください。

以下のログファイルの例は、何らかの理由でサーバーが接続を切断したことを示しています。原因としては、クライアント側の非活動タイムアウトより、サーバー側の非活動タイムアウトが短いことが考えられます。サーバーがクライアントを頻繁に切断する場合は、システム管理者またはインターネットプロバイダにお問い合わせください。


11/13/95 18:13:46 - IP up on interface ipdptp0, with timeout set
to 240 seconds
11/13/95 18:15:47 - interface ipdptp0 has been disconnected