Sun Update Connection System 1.0.8 管理ガイド

GUI を使用してアップデート管理環境を調整する (作業マップ)

次の表は、GUI を使用してシステムのアップデート管理環境を調整する際に実行する可能性のある作業 (省略可能) の一覧です。

smpatch コマンドを使用してアップデート管理環境を調整する方法については、smpatch(1M) のマニュアルページを参照してください。

作業 

説明 

参照先 

(省略可能) 別のディレクトリの場所を設定する。 

デフォルトの場所に十分な容量がない場合、ダウンロードディレクトリまたはバックアウトディレクトリとして別の場所を指定します。 

「アップデートディレクトリの場所を変更する方法 (GUI)」

(省略可能) 定期的なアップデート分析のスケジュールを設定して適切なアップデートの一覧を判断する。 

システムを定期的に分析して、適切なアップデートの一覧を判断します。 

デフォルトでは、分析は毎日実行されます。 

「毎日のアップデート分析を有効にする方法 (GUI)」

(省略可能) システムを別の Sun オンラインアカウントに割り当て直します。 

登録済みシステムの所有者を、別の Sun オンラインアカウントに変更します。 

「システムを別の Sun オンラインアカウントに割り当て直す方法 (GUI)」

(省略可能) GNOME デスクトップに Update Manager の通知アイコンとメニューを表示する。 

これらのアイコンを使用して、Update Manager GUI と Sun Update Connection Hosted Web アプリケーションにアクセスします。また、これらのアイコンでは、使用しているシステムで利用可能なアップデートの情報、およびそのタイプの情報が得られます。 

「GNOME デスクトップで通知アイコンとメニューを表示する方法 (GUI)」

Procedureアップデートディレクトリの場所を変更する方法 (GUI)

ここでは、ダウンロードディレクトリバックアウトデータディレクトリのいずれか一方または両方の代替的な場所を指定する方法について説明します。デフォルトのダウンロードディレクトリは /var/sadm/spool です。

  1. Update Manager GUI へのアクセス

    「Update Manager アプリケーションへのアクセス方法 (GUI)」を参照してください。

  2. 「ファイル」メニューの「設定」を選択します。

    「設定」ダイアログボックスの設定画面が表示されます。

  3. 使用可能な代替ディレクトリの場所があれば、「ディレクトリ」セクションでその場所を指定します。

    • 「ダウンロード用ディレクトリ」フィールドに、ダウンロードディレクトリの代替的な場所を入力します。

    • 「バックアウトデータ用ディレクトリ」フィールドに、バックアウトデータディレクトリの代替的な場所を指定します。

  4. 一方または両方の場所を設定してダイアログボックスを閉じるには、「OK」をクリックします。

    設定した値を破棄してダイアログボックスを閉じるには、「キャンセル」をクリックします。

Procedure毎日のアップデート分析を有効にする方法 (GUI)

デフォルトで、自動アップデート分析は毎日 1 回実行されます。この分析では、指定したアップデートソースを使用します。分析操作のあとで、「有効なアップデート」画面のリストに表示されるのは、システム登録とサブスクリプションキーに基づいてアクセスを許可されたアップデートのみです。

  1. Update Manager GUI にアクセスします。

    「Update Manager アプリケーションへのアクセス方法 (GUI)」を参照してください。

  2. 「ファイル」メニューの「設定」を選択します。

    「設定」ダイアログボックスの設定画面が表示されます。

  3. 「通知」をクリックします。

    「設定」ダイアログボックスの「通知」画面が表示されます。

  4. 「アップデート分析」セクションで、システムに対して自動アップデート分析を実行するかどうかを指定します。

    • 自動分析操作を有効にするには、「アップデート分析を毎日実行する」を選択します (推奨)。

    • 自動分析操作を無効にするには、「アップデート分析を実行しない」を選択します。

  5. この値を設定してダイアログボックスを閉じるには、「OK」をクリックします。

    設定した値を破棄してダイアログボックスを閉じるには、「キャンセル」をクリックします。

Procedureシステムを別の Sun オンラインアカウントに割り当て直す方法 (GUI)

この操作は、システムの登録を済ませてから実行してください。

  1. Update Manager GUI にアクセスします。

    「Update Manager アプリケーションへのアクセス方法 (GUI)」を参照してください。

  2. 「ファイル」メニューから「サブスクリプションの管理」を選択します。

    「サブスクリプションの追加」ダイアログボックスが表示されます。

  3. 別の Sun オンラインアカウントの情報を入力します。

    1. 「ユーザー名」フィールドに別のユーザー名を入力します。

    2. 「パスワード」フィールドにパスワードを入力します。

  4. (省略可能) 「キー」フィールドにサブスクリプションキーを入力します。

  5. 変更内容を保存してダイアログボックスを閉じるには、「完了」をクリックします。

    変更内容を破棄して登録ウィザードを閉じるには、「キャンセル」をクリックします。

ProcedureGNOME デスクトップで通知アイコンとメニューを表示する方法 (GUI)

「アイコンの説明」ウィンドウには、Update Manager で使用されるアイコンと、その簡単な説明が一覧表示されます。

「アイコンの説明」ウィンドウ

「アイコンの説明」ウィンドウの下から 5 つのアイコンは、GNOME デスクトップにのみ表示されます。これらのアイコンから、Update Manager GUI や Sun Update Connection Hosted Web アプリケーションにアクセスできます。これらのアイコンを使用して、システムで有効なアップデートに関する追加情報を入手することもできます。アイコンを右クリックすると、各通知アイコンにリンクしているメニュー項目が表示されます。アイコンを左クリックすると、Update Manager アプリケーションが起動します。

GNOME デスクトップの各アイコンの意味は、次のとおりです。

  1. Update Manager GUI へのアクセス

    「Update Manager アプリケーションへのアクセス方法 (GUI)」を参照してください。

  2. 「ファイル」メニューの「設定」を選択します。

    「設定」ダイアログボックスの設定画面が表示されます。

  3. 「通知」をクリックします。

    「設定」ダイアログボックスの「通知」画面が表示されます。

  4. 「通知のアイコンとメニュー」セクションで、通知のアイコンとメニューを表示するかどうかを指定します。

    • 通知のアイコンとメニューを表示するには、「通知のアイコンとメニューの表示」を選択します。この機能を有効にするには、「通知」ダイアログボックスの「アップデート分析」セクションで、「アップデート分析を毎日実行する」を選択します。

    • アップデート分析をバックグラウンドで実行する必要がない場合は、「アップデート分析を実行しない」を選択します。このオプションを選択すると、通知のアイコンとメニューが表示されなくなります。

    • この機能を無効にするには、「通知のアイコンとメニューの表示」の選択を解除します。

  5. 「適用」をクリックして値を設定し、選択を保存します。


    注 –

    通知のアイコンは、GNOME パネルが動作している場合にのみ有効になります。Update Manager アプリケーションをリモートで実行している場合、通知のアイコンは表示されません。


  6. 「OK」をクリックするとダイアログボックスが閉じます。「キャンセル」をクリックすると、設定した値が破棄され、ダイアログボックスが閉じます。