tnchkdb(1M)

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名前

tnchkdb- トラステッドネットワークデータベースの構文の検査

形式

/usr/sbin/tnchkdb
/usr/sbin/tnchkdb -t [pathname]
/usr/sbin/tnchkdb -h [pathname]
/usr/sbin/tnchkdb -t [t_pathname] -h [h_pathname]
/usr/sbin/tnchkdb -i [pathname]

機能説明

tnchkdb は、pathname が示す tnrhtp(4)、tnrhdb(4)、tnidb(4) データベースの構文を検査します。pathname には、絶対パス名にファイル名を付加したものを指定します。pathname を指定しないと、/etc/security/tsol 中の 3 つのデータベースすべてが検査されます。データベースの内容が、構文的にも意味的にも正しければ、tnchkdb は何も出力せず終了コード 0 (true) を返します。正しくない場合には、終了コードはゼロ以外の値 (false) となり、エラー診断メッセージが標準出力に書き出されます。また tnchkdb は、指定されたデータベース中のラベルと DAC 情報も検査し、不一致が見つかると「エラー」ではなく「警告」として報告します。

tnchkdb は、データベースの機密ラベルより優位のものであれば、どの機密ラベルででも実行できます。また file_mac_read 特権があれば、この制限もなくなります。

オプション

-t [ pathname ]

pathname の tnrhtp 構文が正しいか検査します。pathname を省略すると /etc/security/tsol/tnrhtp が検査されます。

-h [pathname]

pathname の tnrhdb 構文が正しいか検査します。pathname を省略すると /etc/security/tsol/tnrhdb が検査されます。

-t [ t_pathname ] -h [ h_pathname ]

t_pathname の tnrhdb 構文が正しいか検査し、h_pathname の tnrhdb 構文を検査します。tnrhdb には割り当てられているが tnrhdb には定義されていないテンプレート名があると、その名前を報告します。パス名を省略すると、-t オプションについては /etc/security/tsol/tnrhtp が、-h オプションについては /etc/security/tsol/tnrhdb がそれぞれ検査されます。

-i [ pathname ]

pathname の tnidb 構文が正しいか検査します。pathname を省略すると /etc/security/tsol/tnidb が検査されます。

属性

次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWtsu

ファイル

/etc/security/tsol/tnidb

トラステッドネットワークインタフェース制御データベース

/etc/security/tsol/tnrhdb

トラステッドネットワーク遠隔ホストデータベース

/etc/security/tsol/tnrhtp

トラステッドネットワーク遠隔ホストテンプレート

関連項目

Trusted Solaris 7 リファレンスマニュアル

tnd(1M), tnctl(1M), tnidb(4), tnrhdb(4), tnrhtp(4)

SunOS 5.7 リファレンスマニュアル

attributes(5)

注意事項

必要なテンプレートを NIS+ を使って生成することが可能なため、tnrhtp と tnrhdb の構成が、整合性がないが有効な状態になる場合があります。

Trusted Solaris 7  最終更新日 1999 年 12 月 31 日

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