名前 | 形式 | 機能説明 | 属性 | オプション | ファイル | 関連項目 | 注意事項 | 警告
tnctl は、制御用または構成用のメッセージをカーネルに直接送信したり tnd(1M) に送信したりするためのインタフェースの役割を果たします。
ローカルのトラステッドネットワークデータベースファイルが変更された場合、管理者は tnchkdb(1M) を発行して構文を検査し、tnctl を発行してカーネルキャッシュを更新しなければなりません。
tnctl はトラステッドパスから起動しなければなりません。また -i、-t、-h、-b、-B、-I、-c、-H のいずれかのオプションを指定する場合には、tnctl は sys_net_config
特権を持っていなければなりません。tnctl はどの機密ラベルででも実行できます。
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWtsu |
冗長モードを有効にします。
tnd のデバッグを debug_level が示すレベルに設定して行います。debug_level には 1 または 2 が指定できますが、現在の仕様ではどちらも同じ意味を持ちます。tnd がまだログファイルを使っていない場合には、/var/tsol/tndlog を使用してください。
ログファイルのパスを logfile が示す値に設定します。tnd は、このファイルにデバッグ情報を書き出します。このファイルがすでに存在していれば、デバッグ情報はファイルに追加されます
ポーリングを行う時間間隔を poll-interval で秒単位で指定します。0 から 2147483647 までの値を指定できます。0 はポーリングを無効にします。
interface_name が示すインタフェースについてのカーネルインタフェースキャッシュを更新します。このエントリがデータベース中に見つからない場合、エラーメッセージが返されます。
hostname が示すホストについてのカーネルリモートホストキャッシュを更新します。このエントリがデータベース中に見つからない場合、キャッシュからエントリが削除されます。
template_name が示すテンプレートについてのカーネルテンプレートキャッシュを更新します。このエントリがデータベース中に見つからない場合、エラーメッセージが返されます。ネットワークが稼動している時にテンプレートを更新することは、危険を伴います。「警告 」の項を参照してください。
tnidb_path が示すファイル中のすべてのエントリをカーネルキャッシュに読み込みます。tnidb_path は、フルパス名にファイル名を伴ったものです。
tnrhtp_path が示すファイル中のすべてのエントリをカーネルキャッシュに読み込みます。tnrhtp_path は、フルパス名にファイル名を伴ったものです。
tnrhdb_path が示すファイル中のすべてのエントリをカーネルキャッシュに読み込みます。tnrhdb_path は、フルパス名にファイル名を伴ったものです。
リモートブロードキャストアドレスを追加します。
リモートブロードキャストアドレスを削除します。
トラステッドネットワークインタフェース制御データベース
トラステッドネットワーク遠隔ホストデータベース
トラステッドネットワーク遠隔ホストテンプレート
ネームサービススイッチ用構成ファイル
現在は、レベル 1 のデバッグだけが可能です。
ネットワークが稼動している時にテンプレートを変更すると、セキュリティ表示が変わってしまうホストがでてくる可能性があります。