名前 | 形式 | 機能説明 | 属性 | オプション | ファイル | 関連項目 | 注意事項
tninfo は、カーネルレベルのネットワーク情報と統計情報を検索して表示するためのインタフェースの役割を果たします。
tninfo は ADMIN_HIGH
で、有効ユーザー ID で実行するものです。ただし proc_nofloat
、file_mac_read
、sys_trans_label
、file_dac_read
特権があれば、この制限はなくなります。tninfo の実行可能ファイルは、機密ラベルは ADMIN_LOW
で保たれていなければなりません。
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWtsu |
各ソケットまたはストリームに対応した、デフォルトのセキュリティ構造体を出力します。
ネットワークの統計情報を出力します。これはデフォルトのオプションです。
キャッシュの統計情報を出力します。
if_name が示す、カーネルキャッシュ中のインタフェース用のセキュリティ構造体を出力します。この出力には、tnidb データベースに指定されている内容が反映されています。if_name を省略すると、インタフェースキャッシュ全体が表示されます。
hostname が示す、カーネルリモートホストキャッシュ中のホスト用のセキュリティ構造体を出力します。この出力には、tnrhdb と tnrhtp の両データベースに指定されている内容が反映されています。hostname を省略すると、カーネルリモートホストキャッシュ全体が表示されます。
template_name が示すテンプレートに対応した構造体を出力します。この出力には、tnrhtp データベースに指定されている内容が反映されています。template_name を省略すると、リモートホストテンプレートキャッシュ全体が表示されます。エントリ中のフィールドのうち、値が指定されていないもの (たとえば def_uid=empty;) がある場合、そのフィールドは表示されません。
トラステッドネットワークインタフェース制御データベース
トラステッドネットワーク遠隔ホストデータベース
トラステッドネットワーク遠隔ホストテンプレート
tninfo の実行中にカーネルのテーブルの内容が更新されてしまう可能性があります。その場合、誤った内容が出力されるか、情報の一部だけが出力されることになります。