「必須アクセス制御」で説明したように、Trusted Solaris 環境のアプリケーションとファイルには、すべて機密ラベルが付いています (表示または非表示の設定が可能)。また、これらの機密ラベルは任意で定義することができます。これらのラベルは、Trusted Solaris 環境の次の位置に表示されます。
ウィンドウのラベルストライプ - ウィンドウのタイトルバーの上
ウィンドウアイコンのラベルストライプ - アイコン化されたウィンドウの下
トラステッドストライプ - 「入力 IL (Input IL)」および「ウィンドウ SL (Window SL)」インジケータ内
「ウィンドウのラベルを照会 (Query Window Label)」表示 - トラステッドパスメニューの操作の 1 つで、ポインタが置かれたウィンドウまたはアイコンのラベルを表示する
次の図は、Trusted Solaris 環境が機密ラベルを表示するように設定されている場合に、ラベルがどのように表示されるかを示したものです。「ウィンドウのラベルを照会 (Query Window Label)」を選択したときに表示されるポインタとインジケータも示されています。機密ラベルは角括弧 ([ ]) 内に表示されます。
次の図のように、機密ラベルが表示されないようにサイトを構成することもできます。