アカウントがシングルラベル用に設定されている場合は、図 2-4 (a) に示すようなワークステーション情報のダイアログボックスが表示されるので、手順 4 は不要です。シングルレベルセッションとマルチレベルセッションの選択が許可されているユーザーの場合は、図 2-4 (b) に示すような、セッションレベルの切り替えボタン (トグルボタン) が付いています。
最後にログインされた日付と時間を確認します。
このフィールドにはシステムが最後に使用された日時が表示されます。最後のログイン日時に疑わしいところがないかどうか必ず確認し、異常が見受けられる場合は、セキュリティ管理者に報告してください。
「本日のメッセージ (Message of the Day)」フィールドのメッセージを確認します。
このフィールドには管理者からのメッセージが表示されます。メッセージには、メンテナンススケジュールやセキュリティ問題に関する警告が含まれていることがあるため、必ず読んでください。
最後のログアウト以降に送られたコンソールメッセージを確認します。
一般に、これらのシステムメッセージは cron (バッチ) ジョブに関するものですが、疑わしいアクティビティや、その他の問題を示唆するメッセージがないかどうかを確認する必要があります。
セッションの機密ラベルを 1 つに制限して作業を行いたい場合は、セッションレベルのトグルボタンをクリックします (セッション選択が許可されているユーザーのみ)。
シングルレベルセッションに切り替えると、セッションでの操作は 1 つの機密ラベルに限定されます。つまり、同じ機密ラベルのファイルにしかアクセスや書き込みを行えなくなります。トグルボタンをクリックしなければ、必然的にマルチレベルセッションを選択したことになり、複数の異なる機密ラベルのデータも表示することができます。操作可能な範囲は、セッション認可上限のダイアログボックスでユーザーが指定したセッション認可上限から、管理者が指定した最下位の機密ラベルまでとなります。
「了解 (OK)」をクリックするか、Enter または Return キーを押して、ワークステーション情報のダイアログボックスを閉じます。
アカウントが単一のラベル操作に設定されている場合は、ワークステーション情報のダイアログボックスを閉じるとTrusted Solaris 環境に戻ります。それ以外の場合は、次にセッションレベルの設定に移ります。