「ファイルやフォルダの ACL エントリを表示するには」の説明に従って、ファイルマネージャの「属性 (Properties)」ダイアログボックスを表示します。
アクセス制御リスト領域から、変更するエントリを選択します。
ACL 領域の右側にある「変更 (Change)」ボタン (次の図を参照) をクリックし、「アクセスリストのエントリの変更 (Change Access List Entry)」ダイアログボックスを表示します。
エントリタイプとして「ユーザー (User)」、「グループ (Group)」、「デフォルトのユーザー (Default User)」、「デフォルトのグループ (Default Group)」のいずれかを選択した場合は、ダイアログボックスに「タイプ (Type)」メニュー (図 5-8) が表示されるので、タイプを変更できます。「デフォルトの所有ユーザー (Default Owning User)」、「デフォルトの所有グループ (Default Owning Group)」、「デフォルトのその他ユーザー (Default Other)」、「デフォルトのマスク (Default Mask)」のいずれかを選択した場合は、タイプが固定となるため、「タイプ (Type)」メニューボタンは表示されません。図 5-9 は、「デフォルトのマスク (Default Mask)」エントリを変更する場合の画面例を示しています。
ACL エントリのタイプを指定します。
この場合、手順 3 で説明したように、指定可能なタイプには制限があります。
「名前 (Name)」フィールドが入力可能になっている場合は、変更したいタイプ名を入力します。
有効または無効にしたいアクセス権をクリックします。
有効なアクセス権には、チェックマークが付いています。選択したアクセス権が、マスクによって書き換えられてしまう場合は、ダイアログボックスの下部のメッセージ表示領域に警告が表示され、警告音が鳴ります。有効なアクセス権の欄に、マスクが適用された後のアクセス権が表示されるので、違いを確認できます。しかし、エントリはそのままにしておいて構いません。後からマスクを変更することによって、ここで選択したアクセス権を有効にすることができます。
ダイアログボックスの「変更 (Change)」をクリックします。
エントリが変更され、「アクセス制御リスト (Access Control List) 」領域に反映されます。先に触れたように、以上の手順でマスクを変更すれば、指定したユーザー、グループ、所有者グループの実効アクセス権も変化する場合もあります。
指定したアクセス権または ACL エントリの対象となる項目を指定するには、ウィンドウの下部にある「変更を適用 (Apply Changes To)」オプションメニューから、該当する項目を選択します (図 5-6)。
対象項目には、現在のファイル、親フォルダ内のすべてのファイル、親フォルダとそのサブフォルダ内のすべてのファイルのいずれかを選択できます。
「了解 (OK)」または「適用 (Apply)」をクリックし、変更した ACL エントリ (および変更したアクセス権) を保存します。