各種設定ファイルや対応する NIS+ データベース中での日本語文字 (ASCII 以外の文字) の使用には制限があります。次の点に注意してください。
label_encodings ファイル
印刷時にのみ使用される以下の項目の文字列の値は、日本語文字を使用して定義することができません。label_encodings ファイルに関する制限事項については、 「ラベルエンコーディングファイルにロケール依存情報が含まれている」も参照してください。
CHANNELS セクション
対象範囲: すべての文字列
PRINTER BANNERS セクション
対象範囲: すべての文字列
ACCREDITATION RANGE セクション
対象範囲: minimum protect as classification の値
上記以外の項目の文字列の値に日本語文字が使用された場合、その定義は以下の条件が満たされる場合にのみ有効です。ただし印刷時に使用された場合には文字化けが発生します。
label_encodings ファイルを使用するすべてのシステムで Trusted Solaris 7 を ja ロケールのみで使用する場合
tsolprof ファイルおよびデータベース (プロファイルマネージャ)
プロファイル名、および、プロファイルの定義に使用するコマンド名には、日本語文字は使用できません。
auth_name ファイル
/usr/lib/tsol/locale/ja/auth_name ファイルを編集して新しい承認を追加する場合には、各エントリの名前フィールドと説明フィールドに日本語文字を使用できます。
この場合 /usr/lib/tsol/locale/C/auth_name ファイルにも同じ承認についてのエントリを追加してください。ただしこちらのファイルには日本語文字を使用することはできません。詳しくはマニュアルページ auth_name(4) を参照してください。
priv_name ファイル
/usr/lib/tsol/locale/ja/priv_name ファイルを編集して新しい特権を追加する場合には、各エントリの説明フィールドにのみ日本語文字を使用できます。この場合 /usr/lib/tsol/locale/C/priv_name ファイルにも同じ特権についてのエントリを追加してください。ただしこちらのファイルには日本語文字を使用することはできません。詳しくはマニュアルページ priv_name(4) を参照してください。