Trusted Solaris 管理の概要

「システム管理 (System_Admin)」フォルダ

「システム管理 (System_Admin)」フォルダには、細かいシステム管理作業を実行するための特殊なアクションが格納されています。セキュリティに影響を与えるアクションは、セキュリティ管理者しか実行できません。反対に、セキュリティに関係のないアクションは、システム管理者しか実行できません。

上記のアクションのほとんどが、デフォルトで、特別な vi エディタの adminvi(1M) をシステムデータベースのどれかに適用します。dtpad エディタでも代用できます。これらの特殊なファイルアクションには制約があり、別名でファイルを保存したり、新規ファイルを作成したり、これを使ってシェルに戻ることはできません。このような制約によって、システムが認識しないデータベースのコピーが誤って作成されないようになっています。エディタは、必須アクセス制御とローカルセキュリティポリシーにも準拠しています。

システム管理者が使用する「システム管理 (System_Admin)」フォルダのツール

システム管理者は、「システム管理 (System_Admin)」フォルダ内の次のアクションを実行できます (図 3-5)。

図 3-5 システム管理者用「システム管理 (System_Admin)」フォルダ画面

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セキュリティ管理者が使用する「システム管理 (System_Admin)」フォルダのツール

セキュリティ管理者は、「システム管理 (System_Admin)」フォルダ内の次のアクションを実行できます (図 3-6)。

図 3-6 セキュリティ管理者用「システム管理 (System_Admin)」フォルダ画面

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