ファイルマネージャを使用して、許容された特権と強制された特権を実行ファイルに割り当てます。実際には、すべての特権を許容セットに含めておき、アプリケーションで使用してはならない特権があれば、それだけを除外するのが一般的です。強制された特権は、通常、アプリケーションに不可欠な場合だけ使用します。許容されているだけで強制されていない特権は、プロセスの継承可能セットに含まれている場合に限り使用できます。
ファイルマネージャのポップアップメニューから「特権 (Privileges)」を選択すると、選択したアプリケーションアイコンの「特権 (Privileges)」ダイアログボックスが表示されます (次の図を参照)。「特権 (Privileges)」ダイアログボックスでは、実行可能ファイルのパス、所有者、グループ、ファイルタイプ (実行可能ファイルまたはスクリプトファイル) を確認したり、特権セットの種類 (許容された特権または強制された特権) を選択することができます。また、除外する特権セットに特権を追加したり、逆に削除するための 2 つのリストフィールドも表示されます。「説明 (Description)」フィールドには、選択した特権の説明が表示されます。右側の 3 つの選択制御ボタンを使用すると、特権グループ全体に対する操作を指定できます。