「パスワード (Password)」ダイアログボックスにあるアカウントステータスのメニューには、現在のアカウントのステータスが表示されます (図 4-8)。メニューオプションを選択すると、アカウントのステータスが切り替わります。オプションは次のとおりです。
「閉じる (Closed)」 - ユーザーのアカウントの使用を拒否する。アカウントの設定が完了するまでは、このオプションを選択しておきます。指定した回数分ログインに失敗すると、アカウントは自動的に閉じられ、このフィールドで「開く (Open)」を選択しない限り使用できなくなります。
セキュリティ管理者はログインの失敗回数を指定することができます。これには、ADMIN_LOW で adminvi を実行して /etc/default/passwd ファイルを編集し、MAXBADLOGINS 変数を変更します。この変数は、デフォルトで 3 に設定されています。
「開く (Open)」 - アカウントの使用を許可する。アカウント情報がすべて設定されている場合、またはロックしたアカウントを元に戻す必要がある場合に選択します。
「常に開く (Always Open)」 - 適切なパスワードが入力された場合に、常時アカウントの使用を許可する。役割アカウントのほか、誤ってアカウントを閉じてしまい、必要なサービスを受けられなくなったユーザーのアカウントなどで使用します。