Trusted Solaris 管理の概要

mount

Trusted Solaris 版の mount(1M) コマンドには、sys_mount 特権が必要です。また、マウント先とマウントされるデバイスには、必須および任意の読み取りアクセス権 (または無効化特権) が必要です。vfstab_adjunct ファイルの構成によっては、 proc_setsl と proc_setclr 特権の組み合わせが必要となる場合もあります。mount コマンドではマルチラベルディレクトリ (MLD) へのマウントが可能です。また、 -S という特別なオプションを使って、ファイルシステムのマウントに対応付けるセキュリティ属性を指定できます。このオプションを使用できるのは、指定した機密ラベルの認可上限が十分である場合だけです。