deallocate(1M) コマンドは、このコマンドを実行したユーザーに割り当てられているデバイスの割り当てを解除します。解除されるのは、device_deallocate(4) ファイルに定義されたデバイス、あるいは、そのデバイスに対応するデバイス特殊ファイルに定義されたデバイスです。deallocate コマンドは、デバイスに対応付けられた全デバイス特殊ファイルの所有権とアクセス権を取り消し、そのデバイスに対するユーザーのアクセス権も無効にします。スーパーユーザーが、別のユーザーのデバイスに対するアクセス権を解除する場合などに使用されます。
割り当て解除 (強制的な解除も含む) を行うと、device_deallocate(4) の内容に応じて、適切なデバイスのクリーンアッププログラムが実行されます。クリーンアッププログラムは通常、/etc/security/lib ディレクトリに格納されています。