ほとんどの管理作業は管理役割により実行されます。管理役割は多くの点に関して非管理役割と似通っていますが、以下の点だけが異なります。
管理役割は sysadmin グループ (GID は 14) に属す。これは NIS+ 関連の作業を実行するために必要となる GID である。
管理役割は特殊な「管理役割ワークスペース」で作業を行う。管理役割ワークスペース内のプロセスは、多くの管理プログラムに使われる必須のトラステッドパス属性を持つ。
詳細については、「管理役割ワークスペースでの作業」を参照してください。
デフォルトでは多くの管理作業はセキュリティ管理者 (secadmin) と管理者 (admin) 役割のどちらかに分類されます。第 3 の管理役割としてスーパーユーザー役割があります。スーパーユーザー役割はソフトウェアのインストールのように、その遂行に実際のスーパーユーザーの UID が必要となる作業を行う場合に使用されます。