Trusted Solaris 管理の手順

テープデバイスの割り当てと、tar を使ってテープに書き込む情報のセキュリティ属性を保管する方法

この手順は、プロファイルの中に tar コマンドを持つユーザーであれば誰でも実行できます。

  1. デバイス割り当てマネージャを使用して、テープデバイスを割り当てます。

    この例では、mag_tape_0 と名付けられたデバイスを割り当てます。デバイスを割り当てる方法と、デバイスに割り当てるラベルを指定する方法の詳細は「Trusted Solaris ユーザーズガイド」を参照してください。

  2. テープに現在のプロセスの機密ラベルを表示した物理的なラベルが付けられていることを確認し、プロンプトに応じてテープをテープデバイスに挿入します。

    この例ではウィンドウは「Device Allocation for mag_tape0」という名前のウィンドウが表示されます。


    st_clean: Insert tape into mag_tape0
     
    st_clean: Make sure the tape is labeled CONFIDENTIAL
     
    Press RETURN to quit window...
  3. -T セキュリティオプションを指定して、tar コマンドを実行します。


    trusted% tar -cvT tartest
    a tartest/(A) 1K
     
    a tartest/ 0K
     
    a tartest/file1(A) 1K
     
    a tartest/file1 0K
     
    a tartest/mld1/(A) 1K
     
    a tartest/mld1/ 0K
     
    a tartest/mld1/(A) 1K
     
    a tartest/mld1/ 0K
     
    a tartest/mld1/file50(A) 1K
     
    a tartest/mld1/file50 1K
     
    . . . 
  4. デバイス割り当てマネージャを使用してデバイスの割り当てを解除します。

    プロンプトに応じて、デバイスからテープを取り出してください。



    Please eject the tape in mag_tape_0

  5. テープに入れられた情報が、テープに付けた物理ラベル上のセキュリティレベルで保護されるようにします。