Trusted Solaris 管理の手順

ユーザー管理 : 2 つの管理役割間での分割

デフォルトの Trusted Solaris システムでは、ユーザー管理作業は 2 人の人間が責任を持つものとして設定されているため、1 人の管理者がシステムに関する全体的な管理を受け持つことありません。しかし、このことは、複数の人間が任意の管理役割になれることを意味するため、管理者となるユーザーは、「2 人の人間」が責任を持つのではなく、あくまで「 2 つの役割」が責任を持つことを正確に理解しておく必要があります。

ユーザーアカウントを管理するための各種作業は、次の 2 つのデフォルト役割間で分割されます。

これら 2 つの管理的役割が持つデフォルトの実行プロファイルで、承認がどのように設定されているかにより、各役割が指定できるアカウントマネージャ内のフィールドの種類が決定されます。ユーザーマネージャに適用される承認については、「アカウント管理作業を行うための承認」を参照してください。