図 9-1 は、NIS+ マスターとして動作するホスト F が接続された単一のセキュリティドメインを示しています。それぞれのホストは、単一のネットワークインタフェースによってネットワークに接続されます。「ネットワークインタフェース」とは、ホストをネットワークケーブルに接続するホスト上の物理コネクタを指します。大抵の場合、インタフェースには Ethernet コネクタが使用され、ローカルネットワークのすべてのホストが接続されている Ethernet ケーブルに接続されます。ホストまたはネットワークインタフェースの「ネットワーク認可範囲」 (インタフェースを介す通信すべてに適用されます) は、最下位機密ラベルと最上位機密ラベルで定義されます。この認可範囲はセキュリティ管理者によって決定され、トラステッドネットワークデータベースに指定されます。