Trusted Solaris の監査管理

例外ユーザー情報を設定する方法

    ラベル admin_low でセキュリティ管理者になって、audit_user(4) ファイルのシステム全体の監査フラグに例外ユーザー情報 (システム全体の設定とは異なった条件で監査を行うユーザーの情報) を入力します。

    1. アプリケーションマネージャで「システム管理 (System_Admin)」フォルダを開きます。

    2. 「ユーザー監査 (Audit Users)」アクションをダブルクリックします。

    3. ユーザー例外値を入力し、内容を保存してエディタを終了します。

    次の例では、スーパーユーザー (root) のログインとログアウト (lo) は監査されますが、スーパーユーザーによるファイル作成 (fc) は、システム全体が監査されている場合でも監査されません。jane のエントリは、audit_control ファイルに規定されたフラグのうち成功した file_read イベント以外のすべてのイベントを監査することを示しています。ヌルイベント no は監査されません。

    # User Level Audit User File
    #
    # File Format
    #
    #       username:always:never
    #
    root:lo:no,fc
    jane:all,^+fr:no