Trusted Solaris の監査管理

指定した日の前後に作成された監査レコードを表示する方法

日付と時間を指定する -b オプションや -a オプションを使うと、特定の日付や時刻の前後のレコードを指定できます。指定日は yyyymmdd00:00:00 から始まり yyyymmdd23:59:59 で終わります。指定日には、年、月、日、時間、分、秒の 6 つのパラメータがあります。年のパラメーターの最初の 2 桁 (19) は推定できるので、指定する必要はありません。

auditreduce -a コマンドに次の画面例のように日付を付けると、1997 年 7 月 15 日の午前 0 時以降に作成された全監査レコードが praudit によって標準出力に送られます。


$ auditreduce -a 97071500:00:00 | praudit

-a を指定しない場合、auditreduce はデフォルトの 1970 年 1 月 1 日の 00:00:00 となります。

auditreduce -b コマンドに上の例と同じ日付を付けると、1997 年 7 月 15 日の午前 0 時以前に作成された全監査レコードが praudit によって標準出力に送られます。


$ auditreduce -b 97071500:00:00 | praudit

-b を指定しない場合、auditreduce はデフォルトの現在日時 (グリニッジ平均時) となります。-d オプションでは、「ログインおよびログアウトメッセージを 1 つのファイルにコピーする方法」に示したように、特定の 24 時間を選択できます。