auditreduce コマンドを使用すると、この種の組み合わせと削除を自動で実行できますが (auditreduce(1M) のマニュアルページの -C オプションと -D オプションを参照)、find コマンドを使うなどしてファイルを手動で選択し、auditreduce コマンドは指定されたファイルのセットを組み合せるために利用するほうが簡単です。
auditreduce コマンドの引数として複数の監査ファイルを入力します。
次の例では、午前 0 時直前を起点とする繰り返しジョブによって 2 日前の監査ファイルが合成されます。ファイルの最後の時刻はジョブの終了時刻であり、ここではグリニッジ平均時の午前 0 時直前です。
$ auditreduce 19970413000000.19970413235959.grebe ¥ 19970413000000.19970413235959.willet ¥ 19970413000000.19970413235959.sora $ ls *audubon 19970413000000.19970414235959.audubon |
入力ファイルを削除し、出力ファイルを管理サーバーの監査ルートディレクトリへ移動します。
この例では auditreduce(1M) コマンドは監査管理サーバー audubon で実行され、その監査ルートディレクトリに置かれます。その後 auditreduce を呼び出すとこのディレクトリにファイルが配置されます。
$ rm /etc/security/tsol/grebe/files/19970413000000.19970413235959.grebe $ rm /etc/security/tsol/willet/files/19970413000000.19970413235959.willet $ rm /etc/security/tsol/sora/files/19970413000000.19970413235959.sora $ mv 19970413000000.19970414235959.audubon /etc/security/audit/audubon/files/ |