Trusted Solaris のラベル管理

独自のシングルラベルエンコーディングファイルを作成する

  1. ADMIN_LOW ワークスペースのセキュリティ管理者役割で、編集する label_encodings ファイルを開きます。

    必要なら 「label_encodings (4) ファイルを変更する」を参照してください。

  2. 格付けが 1 つだけで、必要なコンパートメントだけのエンコーディングファイルを作成します。

    たとえば、次に示すように、格付けが INTERNAL_USE_ONLY で、語句には何も指定しない label_encodings ファイルを作成できます。


    VERSION= Single-label Encodings
    
    . . .
    CLASSIFICATIONS:
    
    name= INTERNAL_USE_ONLY;	     sname= INTERNAL;  value= 5;
    
    INFORMATION LABELS:
    
    WORDS:
    
    SENSITIVITY LABELS:
    
    WORDS:
    
    CLEARANCES:
    
    WORDS:
    
    CHANNELS:
    
    WORDS:
    
    PRINTER BANNERS:
    
    WORDS:
  3. ACCREDITATION RANGE セクションに指定するのは、格付けは 1 つだけ、コンパートメントの有効な組み合わせも 1 つだけです。

    次の例に示すように、自分の格付け、および自分のコンパートメントの語句があればそれを使用して、ACCREDITATION RANGE セクションの設定値を入力します。


    ACCREDITATION RANGE:
    
    classification= INTERNAL;
    only valid compartment combinations:
    
    INTERNAL
    
    minimum clearance= INTERNAL;
    minimum sensitivity label= INTERNAL;
    minimum protect as classification= INTERNAL;
  4. 第 4 章「LOCAL DEFINITIONS セクションの Sun 拡張機能の変更」で説明する LOCAL DEFINITIONS セクションをエンコーディングします。このとき、システムのデフォルトのラベル表示は External に設定します。

  5. ラベルをユーザーに対して非表示に設定します。

    これについては、「ラベルをユーザーに対して非表示に設定する」を参照してください。