ADMIN_LOW
と ADMIN_HIGH
の 2 つのデフォルトの管理ラベルは常に定義されます。
この 2 つの管理ラベルは、次のどの型のラベルに対しても常に自動的に定義されます。
機密ラベル
認可上限
ADMIN_LOW
は、システム内で最下位のラベルで、格付け値が 0 で、コンパートメントもマーキングもありません。その他のラベルはすべて、この ADMIN_LOW
より優位です。
ADMIN_HIGH
は、システム内で最上位のラベルで、格付け値が 32767 です。システム内で最上位にあるため、この ADMIN_HIGH
機密ラベルと ADMIN_HIGH
認可上限の 256 個のコンパートメントビットはすべて 1 に設定されています。ADMIN_HIGH
ラベルは、他のどのラベルよりも優位です。
システムファイルと一般的に使用される実行可能ファイルには、ADMIN_LOW
機密ラベルが割り当てられます。システムログファイルのような通常のユーザーが見てはならないデータを含むファイルはすべて、ADMIN_HIGH
レベルで取り扱われます。管理ラベルは、システムファイルを保護するために機密ラベルとして使用されるだけでなく、情報ラベル、認可上限、デフォルトの管理役割の最下位のラベルに使用されます。