コンパートメントモードワークステーションのラベル作成: エンコード形式

複雑な例

上述したタイプの語句の組み合わせによっては、さらに複雑な例を示すことができます。例 8-11 は、階層関係を持つ 2 つの語句を示していますが、一方がインバース語句です。この例の判定結果は興味深いもので、インバース語句 (word 13) を、word 13 が含まれていない任意のラベルと組み合わせると、word 13 は、階層でこのインバース語句より上位にある語句 (word 14) に置換されます。word 13 はインバース語句なので、ビット 1 は、初期マーキングビットで明示的に 1 と指定する必要があります。


例 8-11 インバース語句を含む、階層関係にある 2 つの語句

name= word13;  markings= 8 ‾9; 
name= word14;  markings= 8  9;

付録 B 「説明付きのエンコーディングサンプル」 では、この例と同様な複雑な情報ラベル語句の例として bravo4 を示しています。bravo4 は階層で bravo2 より下位に位置するインバース語句です。