SSP コンソールへの Trusted Solaris アクセスは、Trusted Solaris 役割による制約があるため、Solaris アクセスとは異なります。
Solaris SSP コンソールには、ssp ユーザーが直接ログインできます。Trusted Solaris SSP コンソールには、管理者はまず ssp 役割になれるユーザーとしてログインし、その後、その役割になります。
Solaris SSP コンソールでは、スーパーユーザーは直接ログインすることもでき、su(1M) コマンドを使用してスーパーユーザーになることもできます。Trusted Solaris SSP コンソールでは、root 役割になれる管理者がまず一般ユーザーとしてログインし、それから役割になります。
Solaris SSP 上の ssp ユーザーにリモートでアクセスするには、SSP に rlogin(1) または telnet(1) を実行し、それから ssp ユーザーとしてログインします。また、SSP に CDE リモートログインを実行し、それから ssp ユーザーとして CDE ログインすることもできます。
Trusted Solaris SSP 上の ssp 役割にリモートでアクセスするには、次の方法があります。
他の Trusted Solaris ワークステーション上でssp 役割になります。その ssp 役割で、SSP に rlogin(1) を実行します。この方法は ssp 役割をもつ Trusted Solaris SSP からしか使えません。
他の Trusted Solaris ワークステーションから、SSP に CDE リモートログインを実行します。この SSP がローカル Trusted Solaris ワークステーション上のリモートホストになります。次に、ssp 役割になれるユーザーとして SSP に CDE ログインを実行し、ssp 役割になります。この方法では、ローカル Trusted Solaris ワークステーションに ssp 役割がある必要はありません。この方法を使用して、どのローカル Trusted Solaris ワークステーションからでも Trusted Solaris SSP にリモートでアクセスできます。