N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition Control Center 管理ガイド

概要

複雑なシステムの場合と同様に、ファームの状態が推移するときには、エラーが発生する可能性があります。 こうしたエラーは、ただちに修復できなければなりません。 エラー状態の解決には、次の一般的な方法を使用します。

  1. ファーム要求が失敗したことを確認します。

  2. エラー状態を確認して、問題を診断します。

  3. 問題を修正します。たとえば、障害が発生したサーバーを置き換えたり、ファームリソースを解放したり、ネットワークの問題を解決したりします。 次に、farm -af コマンドを実行してファームを起動します。

  4. 代わりに、問題を回避することもできます。たとえば、要求を削除してファームを元の状態に戻す方法や、ファームを削除して処理をやり直す方法があります。

論理サーバーファーム内の各デバイスは、継続して可用性を監視されます。 デバイスに障害が発生すると、監視機能により警告が発行されます。 N1 Provisioning Server ソフトウェアは、同じ構成の別の物理デバイスを自動的に起動し、障害が発生したデバイスを置き換えます。 このような場合、フェイルオーバーは予想された動作であり、エラーメッセージは生成されません。


注 –

ほとんどのエラー状態は、管理者が診断および解決できます。 しかし、稀に、Sun サービスプロバイダが解決しなければならないエラー状態もあります。


高度な障害の種類には、リソース層のデバイス障害、つまりデバイスとネットワークの障害、構成エラー、またはリソース不足、ソフトウェア構成エラー、ソフトウェアエラー、制御プレーンのエラーなどが含まれます。 ファームの起動時には、次のような障害が発生する可能性があります。

その他の障害も存在します。 さまざまなデバイスとシステムが使用されるため、多くの障害ポイントを調査する必要があります。 しかし、次の場合、問題が発生していることがわかります。