N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition Control Center 管理ガイド

内部状態

内部状態は、SP によって管理され、表示するには SP コマンド行インタフェースを使用する必要があります。 これらの内部状態は、障害追跡だけでなく、自動化された起動、更新、廃棄などのさまざまなステージを通してファームの状態の推移を監視するのに役立ちます。 内部状態は整数で表されます。 有効な内部状態の値は、次の表のとおりです。

表 6–1 有効な内部状態値

内部状態 

内部状態値 

外部状態  

意味 

CREATED 

New 

ファームは作成されたばかりで、まだ起動用に送信されていない 

NEW_CONFIG 

10 

New 

ファームのリソースが変更された点は CREATED と同じだが、SP はファームを引き継いでいない

ALLOCATED 

20 

New 

リソースがデータベース内のファームに割り当てられた 

WIRED 

30 

New 

ファームトポロジに従って物理デバイスが接続された 

DISPATCHED 

40 

New 

SP サーバーがファームを所有している。 ファームに Domain Name System (DNS)、Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP)、および Network Interface Card (NIC) が設定された。 さらに、ファームが監視対象として登録されたか、登録処理中。 この処理は、最初の起動処理時とファームの更新処理時に発生する 

ACTIVE 

50 

Active 

ファームがアクティブで、実行中 

IDLE 

60 

Active 

Sun Microsystems 用に予約済み 

STANDBY 

70 

Standby 

ファームは待機状態。 IP アドレスはファームに関連付けられたまま 

SHUTDOWN 

90 

Active (待機または非アクティブ保留中)  

ファームデバイスが停止している 

UNWIRED 

100 

Active (待機または非アクティブ保留中)  

物理デバイスがファームから切り離された 

DEACTIVATED 

110 

Inactive 

ファームは非アクティブで、すべてのリソースが解放された 

UPDATED 

120 

Active 

ファームが更新された 

ファームに関する情報を一覧するには、farm -l コマンドを使用します。 このままで使用する場合、farm –l はすべてのファームに関する情報を一覧します。 ファーム ID (ファームの作成時に割り当てられた一意の文字列) を指定して使用する場合、farm –l farm_ID は特定のファームに関する情報を一覧します。 次のように出力されます。

FARM_ID FARM_NAME CUSTOMER STATE ISTATE ERROR OWNER 123 testx Customerx ACTIVE ACTIVE 0 SM:cp1 

この例からわかるように、ファームの外部状態と内部状態の両方が一覧されます。 また、内部状態は、数値からテキスト文字列に変換されています。