N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

管理対象外 Ethernet デバイスの追加と削除

オリジナルの I-Fabric 構成には含まれない Ethernet 対応デバイスを、I-Fabric に追加したい場合があります。 このようなデバイスには、バックホールデバイス、ルーター、ネットワーク接続ストレージ (NAS) デバイス、プリンタなどがあります。 このようなデバイスは、N1 Provisioning Server ソフトウェアでは完全にはサポートされていません。

これらのデバイスを I-Fabric に追加した場合、N1 Provisioning Server ツールを使用すると、デバイスが一覧表示されます。


注 –

データベースが更新された後、デバイスはまだ I-Fabric と物理的に接続されていない場合があります。 データベースはプレースホルダにすぎません。


管理対象外 Ethernet デバイスを追加する前に、コントロールプレーンのデータベースで、管理対象外 Ethernet デバイス用のデバイスタイプを作成する必要があります。 各デバイスタイプは 1 回だけ作成します。 作成した各デバイスタイプに対しては、複数の管理対象外 Ethernet デバイスを追加できます。

Procedure管理対象外 Ethernet デバイスタイプを作成する

手順
  1. 次のコマンドを使用して、コントロールプレーンで、バックホールタイプを拡張するデバイスタイプを作成します。


    devtype -c -n devtype-name devtype-description -b backhaul-devtype-ID -a unsupported
    

    例:


    devtype -c -n CorporateIntranet "Corporate Intranet" -b 21 -a unsupported
    Aded type: CorporateIntranet, id: 25027

    管理対象外のデバイスタイプの ID を取得するには、devtype -l と入力します。

  2. 新しく作成したデバイスタイプに、Ethernet アダプタと Ethernet ポートの属性を追加します。


    devtype -s devtype-ID -T ethada+eth
    devtype -s devtype-ID -P ethernet-port+eth0+ethada
    

    例:


    devtype devtype -s 25027 -T ethada+eth
    Added adapter: 304
    devtype -s 25027 -P ethernet-port+eth0+ethada
    Added ethernet port: 305
    Reset configuration on 0 device(s)
  3. コントロールプレーンで、タイプのインスタンスを作成します。


    device device-ID -c -t  devtype-name
    
  4. N1 Provisioning Server のファブリック層への接続を作成します。


    device -sC chassis-switch-ID chassis-switch-port device-ID eth0
    
  5. デバイスを FREE としてマークします。


    device sF device-ID
    

    例:


    device 1002 -c -t Corporateintranet
    Device 1002 is created.
    device -sC 50150 netp6 1002 eth0
    Added connection 50150:netp6 --> 1002:eth0
    device -sF 1002

Procedure管理対象外 Ethernet デバイスを追加する

手順
  1. devtype -lコマンドを入力して、バックホールタイプ ID を判別します。

  2. Ethernet デバイスを追加します。

    1. 次のように入力して、Ethernet アダプタをバックホールタイプに追加します。

      devtype -sbackhaul-type-ID -T ethada+eth -a architecture

      このデバイスがロードバランサやバックホールデバイスである場合、-a オプションの値は unsupported です。

      例: devtype -s 25091 -T ethada+eth -a unsupported

    2. 次のように入力して、Ethernet ポートをバックホールタイプに追加します。

      devtype -sbackhaul-type-ID -P ethernet-port+eth0+ethada

  3. 各 I-Fabric に対して、以上の手順を実行する必要があります。

  4. 次のように入力して、デバイスを I-Fabric に追加します。

    device device-ID -c -t backhaul

    デバイス ID は、I-Fabric に追加する管理対象外 Ethernet デバイス用の、一意の識別子です。

  5. 次のように入力して、バックホールデバイス用の Ethernet 接続を追加します。

    device -sC chasiss-switch-ID chassis-switch-port backhaul-device-ID eth0

    シャーシスイッチ ID は、新しく追加するデバイスが接続されるシャーシスイッチのデバイス ID です。

  6. 次のコマンドを実行して、デバイスを FREE としてマークします。

    device -sF device-ID

Procedure管理対象外 Ethernet デバイスを削除する

手順
  1. デバイスをファームに割り当てる場合は、ファームを停止します。

  2. 次のコマンドを入力して、デバイスを FREE ステータスに設定します。

    device -s -F device-ID

  3. 次のコマンドを入力して、CPDB からデバイスを削除します。

    device -d device ID

  4. I-Fabric からデバイスを物理的に取り外します。