オリジナルの I-Fabric 構成には含まれない Ethernet 対応デバイスを、I-Fabric に追加したい場合があります。 このようなデバイスには、バックホールデバイス、ルーター、ネットワーク接続ストレージ (NAS) デバイス、プリンタなどがあります。 このようなデバイスは、N1 Provisioning Server ソフトウェアでは完全にはサポートされていません。
これらのデバイスを I-Fabric に追加した場合、N1 Provisioning Server ツールを使用すると、デバイスが一覧表示されます。
データベースが更新された後、デバイスはまだ I-Fabric と物理的に接続されていない場合があります。 データベースはプレースホルダにすぎません。
管理対象外 Ethernet デバイスを追加する前に、コントロールプレーンのデータベースで、管理対象外 Ethernet デバイス用のデバイスタイプを作成する必要があります。 各デバイスタイプは 1 回だけ作成します。 作成した各デバイスタイプに対しては、複数の管理対象外 Ethernet デバイスを追加できます。
次のコマンドを使用して、コントロールプレーンで、バックホールタイプを拡張するデバイスタイプを作成します。
devtype -c -n devtype-name devtype-description -b backhaul-devtype-ID -a unsupported |
例:
devtype -c -n CorporateIntranet "Corporate Intranet" -b 21 -a unsupported Aded type: CorporateIntranet, id: 25027 |
管理対象外のデバイスタイプの ID を取得するには、devtype -l と入力します。
新しく作成したデバイスタイプに、Ethernet アダプタと Ethernet ポートの属性を追加します。
devtype -s devtype-ID -T ethada+eth devtype -s devtype-ID -P ethernet-port+eth0+ethada |
例:
devtype devtype -s 25027 -T ethada+eth Added adapter: 304 devtype -s 25027 -P ethernet-port+eth0+ethada Added ethernet port: 305 Reset configuration on 0 device(s) |
コントロールプレーンで、タイプのインスタンスを作成します。
device device-ID -c -t devtype-name |
N1 Provisioning Server のファブリック層への接続を作成します。
device -sC chassis-switch-ID chassis-switch-port device-ID eth0 |
デバイスを FREE としてマークします。
device sF device-ID |
例:
device 1002 -c -t Corporateintranet Device 1002 is created. device -sC 50150 netp6 1002 eth0 Added connection 50150:netp6 --> 1002:eth0 device -sF 1002 |
devtype -lコマンドを入力して、バックホールタイプ ID を判別します。
Ethernet デバイスを追加します。
次のように入力して、Ethernet アダプタをバックホールタイプに追加します。
devtype -sbackhaul-type-ID -T ethada+eth -a architecture
このデバイスがロードバランサやバックホールデバイスである場合、-a オプションの値は unsupported です。
例: devtype -s 25091 -T ethada+eth -a unsupported
次のように入力して、Ethernet ポートをバックホールタイプに追加します。
devtype -sbackhaul-type-ID -P ethernet-port+eth0+ethada
各 I-Fabric に対して、以上の手順を実行する必要があります。
次のように入力して、デバイスを I-Fabric に追加します。
device device-ID -c -t backhaul
デバイス ID は、I-Fabric に追加する管理対象外 Ethernet デバイス用の、一意の識別子です。
次のように入力して、バックホールデバイス用の Ethernet 接続を追加します。
device -sC chasiss-switch-ID chassis-switch-port backhaul-device-ID eth0
シャーシスイッチ ID は、新しく追加するデバイスが接続されるシャーシスイッチのデバイス ID です。
次のコマンドを実行して、デバイスを FREE としてマークします。
device -sF device-ID