N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

リソースプール内部での監視

N1 Provisioning Server には、CPDB に保存されている構成により指定されたファームを監視する役割があります。 また N1 Provisioning Server には、追加のネットワークインタフェースの構成など、一部のシステム構成と制御コマンドの制御ゲートウェイの役割もあります。 N1 Provisioning Server 上で動作する監視ソフトウェアは、監視メッセージを CPDB に転送します。

リソースプールサーバーの監視

N1 Provisioning Server エージェントは、インストールと構成の時点でリソースプールサーバーに配備されます。 エージェントソフトウェアは、リソースプールサーバーからさまざまな監視データを収集し、そのデータを N1 Provisioning Server に送信します。

N1 Provisioning Server は、監視データを処理して、そのデータを CPDB のメッセージリポジトリに保存します。 CPDB には、サーバーにより処理されるメッセージ用のローカルデータベースがあります。 また、Network Monitoring System (NMS) などの外部アプリケーションにメッセージを送信することもできます。

監視システムには、Solaris 8 オペレーティング環境用の TSPRagsol エージェントパッケージや、RedHat AS2.1 オペレーティング環境用の TSPRaglinx エージェントが含まれています。

ファームに割り当てられているリソースプールサーバーに関しては、システムは次のイベントを監視できます。

監視構成の詳細については、『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition Control Center 管理ガイド』の第 4 章「Building, Updating, and Monitoring Server Farms」を参照してください。

リソースプールサーバーの監視プロセスの停止

ファームでアクティブになっているリソースプールサーバーをリブートする必要がある場合は、監視プロセスを停止します。 アプリケーションなどのソフトウェアパッケージをサーバーに追加した後は、多くの場合リブートが必要になります。 監視プロセスを停止するには、/opt/terraspring/sbin/tsprmonitor コマンドを使用して監視プロセスを停止します。 これにより、replaceFailedDevice 要求が発生しなくなります。 リソースプールサーバーを使用禁止にする期間は、ユーザーが設定できます。 詳細については、tsprmonitor のマニュアルページを参照してください。

ファブリック層内部での監視

CPDB 上の監視マネージャは、Ethernet など、ファブリック層内のデバイスの健全性とパフォーマンスを監視します。 監視マネージャは、ログ記録の構成に従って情報を記録します。