コマンド行インタフェース (CLI) で監視コマンドを使用すると、デバイスのステータスの表示、手動でのデバイスの登録、トラブルシューティングなどの監査作業を実行できます。 N1 Provisioning Server の監視ソフトウェアには、次のコマンドが用意されています。
cereg
cecmd
mls
手動によるリソースプールサーバーの監視対象への登録および監視対象からの登録解除を行うには、/opt/terraspring/sbin/cereg コマンドを使用します。 通常の操作では、I-Fabric のインストール時にリソースプールサーバーの監視対象への登録は自動的に行われるため、ユーザーがこのコマンドを使用するのは、エラーやトラブルシューティングの場合のみです。 このコマンドの使用法と例については、第 7 章「障害追跡 」を参照してください。
コマンドの使用法 |
説明 |
---|---|
-addAllCPDevices |
コントロールプレーンですべてのデバイスを登録する。 |
-deleteCPDevice -ipaddr IP address |
コントロールプレーンサーバーを監視対象から登録解除する。 |
-deletenode -ipaddr IP address -netmask netmask -nodetype node type |
リソースプールサーバーを監視対象から登録解除する。 |
-addnode -ipaddr IP address -netmask netmask -nodetype node type |
リソースプールサーバーを監視対象に追加する。 |
次のいずれかの操作には、/opt/terraspring/sbin/cecmd コマンドを使用します。
インタフェースの構成
リソースプールサーバーのシャットダウン
リソースプールサーバーのバックアップ
通常このコマンドはエラーやトラブルシューティングで使用します。 このコマンドの使用法と例については、第 7 章「障害追跡 」を参照してください。
/opt/terraspring/sbin/mls 監視コマンドを実行すると、I-Fabric コンポーネントの状態、N1 Provisioning Server のすべてのエージェントのステータス、または N1 Provisioning Server の特定のエージェントのステータスを表示できます。 mls コマンドは、トラブルシューティングだけでなく、システムの健全性の日常的な監視に便利です。
表 4–2 mls コマンドの使用法
コマンドの使用法 |
説明 |
---|---|
mls -l |
現在のコントロールプレーンサーバー上の全ノードを表示する。 |
mls -all |
照会範囲をコントロールプレーンサーバーに変更する。 |
mls -c |
現在のコントロールプレーンサーバーで登録されているノードに関する、カスタムの監視値を表示する。 |
mls -a |
現在のコントロールプレーンサーバーで登録されているすべてのノードに関する、エージェントのステータスを表示する。 |
mls -x |
コントロールプレーンサーバーにより制御されているリソースに関する、エージェントのバージョン情報を表示する。 |
mls -f |
照会範囲を特定のファームに変更する。 |
mls -i |
照会範囲を特定のリソースプールサーバーに変更する。 |
mls -v |
詳細な出力。 |
mls -d |
ヘッダー情報を打ち切る。 |
mls -h |
コマンドの使用法に関する情報を表示する。 |