N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

監視コマンド

コマンド行インタフェース (CLI) で監視コマンドを使用すると、デバイスのステータスの表示、手動でのデバイスの登録、トラブルシューティングなどの監査作業を実行できます。 N1 Provisioning Server の監視ソフトウェアには、次のコマンドが用意されています。

cereg 監視コマンドの使用法

手動によるリソースプールサーバーの監視対象への登録および監視対象からの登録解除を行うには、/opt/terraspring/sbin/cereg コマンドを使用します。 通常の操作では、I-Fabric のインストール時にリソースプールサーバーの監視対象への登録は自動的に行われるため、ユーザーがこのコマンドを使用するのは、エラーやトラブルシューティングの場合のみです。 このコマンドの使用法と例については、第 7 章「障害追跡 」を参照してください。

コマンドの使用法 

説明 

-addAllCPDevices

コントロールプレーンですべてのデバイスを登録する。 

-deleteCPDevice -ipaddr IP address

コントロールプレーンサーバーを監視対象から登録解除する。 

-deletenode -ipaddr IP address -netmask netmask -nodetype node type

リソースプールサーバーを監視対象から登録解除する。 

-addnode -ipaddr IP address -netmask netmask -nodetype node type

リソースプールサーバーを監視対象に追加する。 

cecmd 監視コマンドの使用法

次のいずれかの操作には、/opt/terraspring/sbin/cecmd コマンドを使用します。

通常このコマンドはエラーやトラブルシューティングで使用します。 このコマンドの使用法と例については、第 7 章「障害追跡 」を参照してください。

コマンドの使用法 

説明  

-addipinterface -ipAddress IPaddress -waitTime wait-time -mac MAC-address -vlanId VLAN-ID -ip IP-address -netMask netmask

次の情報を指定して、リソースプールサーバーにインタフェースを追加する。  

  • リソースプールサーバーの IP アドレス

  • DHCP のタイムアウト

  • インタフェースの MAC アドレス

  • インタフェースの VLAN ID

-deleteipinterface -ipAddress IP- address -waitTime wait-time -mac MAC-address -vlanId VLAN-ID -ip IP-address -netMask netmask

次の情報を指定して、リソースプールサーバーからインタフェースを削除する。  

  • リソースプールサーバーの IP アドレス

  • DHCP のタイムアウト

  • インタフェースの MAC アドレス

  • インタフェースの VLAN ID

-shutdown-ipAddress IP- address -nodetype node-type

サーバーの IP アドレスと種類を指定して、リソースプールサーバーをシャットダウンする。  

-backup -ipAdress IP-address [-start | -stop]

リソースプールサーバーのバックアップを開始または停止する。  

-addgw -ipAddress IP- address -ipaddr IP-address

リソースプールサーバーの IP アドレスとデフォルトゲートウェイの IP アドレスを指定して、リソースプールサーバーにデフォルトゲートウェイを追加する。  

-cleararp -ipAddress IP-address

リソースプールサーバーの IP アドレスを指定して、ARP テーブルをクリアする。  

-diskChange -ipAddress IP-address -operation [-add|-delete] -information [-channel:target:LUN:size:name]

IP アドレスと (チャネル、ターゲット、名前などの) ディスク情報を指定して、ディスク情報を追加または削除する。  

-clbconf -ipAddress resource-pool-server-IP- address -operation [-add|-remove] -ipaddr load-balancer -IP-address -vip VIP-address -mask VIP-netmask -vlanid load-balancer-VLAN-ID

次の情報を指定して、ロードバランサを追加または削除する。 

  • リソースプールサーバーの IP アドレス

  • ロードバランサの IP アドレス

  • 仮想 IP アドレス

  • ネットマスク

  • VLAN ID

mis 監視コマンドの使用法

/opt/terraspring/sbin/mls 監視コマンドを実行すると、I-Fabric コンポーネントの状態、N1 Provisioning Server のすべてのエージェントのステータス、または N1 Provisioning Server の特定のエージェントのステータスを表示できます。 mls コマンドは、トラブルシューティングだけでなく、システムの健全性の日常的な監視に便利です。

表 4–2 mls コマンドの使用法

コマンドの使用法 

説明 

mls -l

現在のコントロールプレーンサーバー上の全ノードを表示する。 

mls -all

照会範囲をコントロールプレーンサーバーに変更する。 

mls -c

現在のコントロールプレーンサーバーで登録されているノードに関する、カスタムの監視値を表示する。 

mls -a

現在のコントロールプレーンサーバーで登録されているすべてのノードに関する、エージェントのステータスを表示する。  

mls -x

コントロールプレーンサーバーにより制御されているリソースに関する、エージェントのバージョン情報を表示する。 

mls -f

照会範囲を特定のファームに変更する。 

mls -i

照会範囲を特定のリソースプールサーバーに変更する。 

mls -v

詳細な出力。 

mls -d

ヘッダー情報を打ち切る。 

mls -h

コマンドの使用法に関する情報を表示する。