各ファームには、ファームが現在異常な状態であるかどうかを示す、ファームと関連付けられたエラーステータスコードがあります。
エラーステータスコードが 0 であれば、正常な状態を表します。
エラーステータスコードが 1000 であれば、ファームマネージャが要求を処理中であることを意味します。
0 または 1000 以外のエラーステータスコードは、ファームにエラーが発生していることを意味します。
要求の処理中、移行処理が正しく完了するたびにファームの内部状態は変化します。 ファームがある内部状態から別の内部状態に移行できないと、ファームの内部状態は変化せず、そのファームはエラー状態に設定されます。 エラーステータスコードの値は、失敗した内部状態の値です。
たとえば、ファームが状態 ALLOCATED (20) から状態 WIRED (30) への移行に失敗した場合、ファームの内部状態は ALLOCATED (20) のままで、ファームのエラーステータスコードは 30 に設定され、WIRED の状態に失敗したことを表します。 コードが 30 に設定される直前、コードは 1000 になり、要求が実行中であることを示します。
ファームのエラーが発生するたびに、システムログファイル /var/adm/messages ではクリティカルエラーメッセージが生成されます。
エラー状態が変化し、エラーステータスコードが 0 にクリアされるまで、ファームマネージャは追加のファーム要求を処理しません。