次のいずれかの方法で、イメージの作成と管理を行うことができます。
イメージウィザードの使用
コマンド行でのイメージ準備およびイメージリリースコマンドの使用
Control Center のグラフィカルユーザーインタフェース(GUI) の使用。 詳細については、『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition Control Center 管理ガイド』を参照してください。
次の図に、次のイメージ管理作業の実行に含まれる一連の手順とコマンドの概要を示します。
イメージの作成
イメージのアップグレード
イメージのインポート
イメージの検証
イメージ属性の更新
この図に示すように、イメージウィザードのユーザーインタフェースまたはコマンド行の image -c コマンドを使用して、構成済みイメージから新しく作成した次の種類のイメージを、イメージリポジトリにインポートすることができます。
ディスクイメージ
フラッシュイメージ
JumpStart イメージ
JumpStart イメージとフラッシュイメージは、Solaris オペレーティング環境にのみ適用されます。
イメージをイメージリポジトリにインポートすると、そのイメージには、配備可能と配備不能のいずれかのマークが付きます。 配備可能なイメージは、関連するすべての N1 Provisioning Server エージェントソフトウェアとカスタマイズがが含まれていて、Control Center を使用してファームに配備する準備ができています。 配備不能なイメージは、Control Center を使用してファームに配備する準備ができていません。 N1 Provisioning Server に付属するすべての構成済みイメージは、すべての関連するソフトウェアパッケージが含まれているため、イメージリポジトリにインポートすると配備可能のマークが付いています。 関連するソフトウェアパッケージがまだ一部含まれていない、ディスクイメージ、フラッシュイメージ、JumpStart イメージなどのイメージは、イメージリポジトリにインポートすると配備不能のマークが付いています。
イメージ検証のプロセスでは、配備不能のイメージを検証し、検証が成功すればそのイメージに配備可能のマークを付けます。 イメージを検証することで、ファーム作成時に Control Center を使用してイメージが配備できることを確認できます。 イメージを検証するには、イメージウィザードを使用するか、コマンド行から image -C コマンドを使用します。
イメージを作成してから、イメージリポジトリにイメージを追加するには、イメージウィザードのユーザーインタフェースを使用するか、コマンド行で image -p コマンドと image -r コマンドを使用します。 どちらの方法でも、イメージの作成は次の 2 つの手順で行います。
次のいずれかの方法で、1 つのリソースプールサーバーを持つファームを作成して、そのリソースプールサーバーにオペレーティング環境をインストールします。
リポジトリ内の既存のイメージからリソースプールサーバー用の新しいイメージを作成する
既存の JumpStart 環境を使用してオペレーティング環境をインストールする
手動でオペレーティング環境をインストールする
リソースプールサーバーに初期オペレーティング環境をインストールした後は、その他のアプリケーションを使用してカスタマイズを行うことができます。 続いて、image -r コマンドを使用すると、ディスクイメージまたはフラッシュイメージをリリースできます。
また、snapshot コマンドを使用することで、ファーム内のリソースプールサーバー上の既存のイメージのスナップショットを取ることもできます。 ファームで使用されるリソースプールサーバーには N1 Provisioning エージェントがインストールされているため、このようにして作成されたディスクイメージやフラッシュイメージは、配備可能としてマークされます。
各イメージには、イメージの説明やサイズなどのイメージ属性が関連付けられます。 イメージ属性を更新するには、イメージウィザードを使用するか、コマンド行で image -u コマンドを使用します。
ソフトウェアのアップグレードやパッチのインストールなどのイメージのアップグレードに対しては、新しいイメージを作成する必要があります。 イメージ作成プロセスのカスタマイズの手順では、ソフトウェアのアップグレードやパッチを追加できます。 「イメージのアップグレード」を参照してください。