N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

ProcedureSPARC アーキテクチャー用に JumpStart 設定を作成する

次の手順では、N1 Provisioning Server 環境において必要な JumpStart 設定のみを説明します。 JumpStart 設定の詳細については、Solaris 9 のドキュメントを参照してください。JumpStart インストールサーバーは、いくつかの方法で設定できます。 次の手順は一例にすぎません。

手順
  1. イメージサーバーにスーパーユーザーとしてログオンします。

  2. イメージサーバーに Solaris 9 DVD を挿入します。

  3. DVD イメージをコピーするディレクトリを作成します。

    例:


    mkdir -p /images/s9u5s

    注 –

    このドキュメントでは、Solaris ディストリビューションが /images/s9u5s (SPARC の場合) および /images/s9u5x (x86 の場合) で利用できることが前提になっています。


  4. マウントされたディスクの Tools ディレクトリに移動します。

    例:


    cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_9/Tools
  5. ドライブ内の DVD イメージをインストールサーバーのハードディスクにコピーします。

    例:


    ./setup_install_server /images/s9u5s
  6. インストールサーバーのイメージへのパスが適切に共有されていることを確認します。

    share | grep /images/s9u5s


    注 –

    パスが表示され、オプションに anon=0 が表示されている場合は、次の手順に進みます。 パスが表示されていないか、オプションに anon=0 がない場合は、現在の手順を継続します。


    1. 次のエントリを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加し、ブートサーバーからインストールサーバーが利用できるように設定します。

      share -F nfs -o rw,anon=0 -d "install server directory" /images/s9u5s

    2. インストールサーバーのディレクトリパスが正しく共有されているか確認します。

      ps -ef | grep nfsd

      nfsd デーモンが稼働していない場合は、このデーモンを起動します。

      /etc/init.d/nfs.server start

      nfsd デーモンがすでに稼働している場合は、インストールサーバーを共有します。

      shareall

  7. cd / と入力して、ディレクトリをルートに変更します。

  8. Solaris 9 DVD を取り出します。