N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition インストールガイド

N1 Provisioning Server の構成と接続の概要

この節では、サポートされる N1 Provisioning Server 構成のリスト、I-Fabric での各接続タイプの要件、シャーシ SSC 接続の要約、および接続に使用される命名規則について説明します。

サポートされる N1 Provisioning Server 構成

次に示す N1 Provisioning Server 構成がサポートされます。

必須の接続情報

次の情報は、各接続で必要になります。

表 3–1 接続情報

情報 

説明 

開始デバイス ID 

開始デバイスのデバイス ID 

開始ポート 

開始デバイスのポートを特定する 

終了デバイス ID 

終了デバイスのデバイス ID 

終了デバイスポート 

終了デバイスのポートを特定する 

シャーシのスイッチおよびシステムコントローラ (SSC) 接続

以下の図は、単一の SSC の物理接続を示しています。

図 3–1 B1600 スイッチおよびシステムコントローラ (SSC) 接続: 物理ビュー

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SSC 接続は以下のとおりです。

以下の図は、2 つの SSC を装備するシャーシの典型的な接続を示しています。 この図は、N1 Provisioning Server ソフトウェアによって使用される接続だけを示しています。また、3 つのサポートされる構成に必要な接続を図示するために以降の節でも参照されます。

図 3–2 B1600 スイッチおよびシステムコントローラ (SSC) 接続: 論理ビュー

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接続ポートの命名

次の表に、以降の節で使用されるサーバー、スイッチ、シャーシ SSC デバイスの名前付けを示します。

表 3–2 デバイスポートの命名

論理ポート名 

役割 

eri0

サーバープロセッサ (SP)、コントロールプレーンデータベース (CPDB)、および Control Center (CC) プロビジョニングコマンド転送のための、コントロールプレーンスイッチへのコントロールプレーンサーバー接続。 


注 –

外部スイッチなしの単一のシャーシおよびシングル SSC インストールでは、eri0 は SSC の NETMGT ポートに接続します。


eri1

ローカルイントラネットへのコントロールプレーンサーバー接続。 Control Center 管理 PC は、通常、ローカルイントラネットに接続されます。 

ce0/skge0

オペレーティングシステムのイメージフラッシュおよびサーバーブレードの JumpStart インストールのための、データプレーンスイッチへのコントロールプレーンサーバーのギガビット接続。 

NETMGT

プロビジョニングコマンド転送のための、コントロールプレーンスイッチへのシャーシスイッチおよびシステムコントローラ接続 

NETP0

オペレーティングシステムのイメージフラッシュおよびサーバーブレードの JumpStart インストールのための、データプレーンスイッチへのシャーシスイッチおよびシステムコントローラのギガビット接続。 

NETP1

外部データプレーンスイッチが使用されていない場合、別のイメージサーバーへのシャーシスイッチおよびシステムコントローラのギガビット接続。 

NETP1 から NETP6

未使用のシャーシスイッチおよびシステムコントローラ接続 

NETP7

インストールがデータプレーンスイッチを持たない場合のアップリンク。 図 3–3 を参照してください。

別のイメージサーバーへの接続

イメージサーバーは、ネットワークファイルサーバー (NFS) アクセスをサポートするマシンであればどのマシンでも可能です。 イメージサーバーには、少なくとも 1 つの 10/100 Base T Ethernet ネットワークカード (NIC) と、1 つの 10/100/1000 VLAN 対応ギガビット NIC が装着されている必要があります。 Provisioning Server コントロールプレーンソフトウェアは、デフォルトのイメージサーバーユーザーアカウント root とパスワード root を使用するように設定されています。このアカウントは、NFS に対する読み取りと書き込みアクセス権を持ちます。 イメージサーバーのユーザー名とパスワードは、インストール中に構成可能です。 イメージサーバーは、ユーザー root とパスワード root でアクセスを許可する telnetd で設定する必要があります。

N1 イメージサーバーの 10/100 Base T ポートは、コントロールプレーンスイッチに接続し、10/100/100 NIC ポートはデータプレーンスイッチに接続する必要があります。