サービスプロセッサ (SP) は、プロビジョニング、ネットワークの仮想化、および監視など、さまざまなインフラストラクチャ管理サービスを提供します。 次のサブコンポーネントが含まれます。
Segment Manager は、I-Fabric に対するアクティビティを制御し調整します。Control Center での状態遷移への唯一のエントリポイントになります。 Segment Manager は、論理サーバーファームの起動時に論理サーバーファームの所有権を選択し設定します。また、Farm Manager プロセスを監視し、I-Fabric 内の Farm Managers に要求を送信します。 論理サーバーファームに対する要求が到着するたびに、Farm Manager が起動されます。 1 つの論理サーバーファームにつき 1 つの Farm Manager プロセスがあります。 Segment Manager は、必要に応じて Farm Manager プロセスを起動します。 詳細については、コマンド行ツールのマニュアルページを参照してください。
Farm Manager は、論理サーバーファームに関連するアクティビティをインスタンス化し、監視し、制御します。 単一のサービスプロセッサインスタンスが、多数の異なる Farm Manager プロセスを含むことができます。 Farm Manager はそれぞれ、1 つの論理サーバーファームに割り当てられます。 Farm Managers は、論理サーバーファームで変更が生じた場合にのみ存在します。 Farm Manager は、Segment Manager を通じて、CPDB に格納されている情報または CPDB から取得した情報を使用して通信します。
Farm Managers は、CPDB にFML 文書形式で格納されている論理サーバーファームの論理記述を使用して、論理サーバーファームに必要なすべてのリソースを識別します。 Farm Manager は、アイドル状態のリソースプールにサーバーなどのリソースを要求します。
動的ホスト構成プロトコル (DHCP) とドメインネームサーバー (DNS) サービス
サービスプロセッサは、DHCP 機能を使用して、論理サーバーファーム内のサーバーをホスト名とインターネットプロトコル (IP) アドレスで構成します。 サービスプロセッサは、論理サーバーファーム内のサーバーおよびネットワークデバイスのホスト名解決に DNS 機能を使用します。
Storage Manager Client (STMC)
STMC は、グローバルイメージをサーバーブレードに読み込んで、スナップショットを管理します。 STMC は、Farm Manager がストレージ機能にアクセスするのに必要なインタフェースも提供します。 STMC は、個々のストレージ機能を実行するツールを持っています。 これらのツールは、STMC パッケージがインストールされているすべてのコントロールプレーンで利用可能です。