一部のカスタムレポートテンプレートには、折れ線グラフレポート、棒グラフレポート、円グラフレポートの形態をカスタマイズできるオプションが用意されています。カスタマイズ機能は、レポート要求の作成時に追加します。また、レポート要求を後から変更して、希望するカスタマイズ機能を追加することもできます。
レポートテンプレートの「カスタマイズ」ボタンをクリックすると、「グラフのカスタマイズ」ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックス内にある 3 種類のタブで、体裁の変更を指定します。
タイトルと説明文 — フッターの追加と説明文の変更を行います。ドロップダウンメニューから、グラフの「フッタ」または「説明文」の配置を選択します。テキストフィールドを使用して、X 軸と Y 軸のラベルを変更できます。
線属性 — 「すべての線」オプションを使用して、線の太さ、線の種類、記号サイズなどの変更を行います。まず、ドロップダウンメニューから選択します。 次に、「特定の線」オプションを使用して、ドロップダウンメニューから選択した線の形態を変更します。
サイズと間隔 — テキストフィールドを使用して、グラフの幅と高さや、X 軸と Y 軸の尺度を制御します。「グリッドの表示」を選択すると、グラフ上にグリッド線が表示されます。グリッド幅は、0 から 100 まで設定できます。
「グラフのカスタマイズ」ダイアログボックスの一部のオプションは、円グラフレポートには使用できません。
全ての「カスタマイズ」オプションを選択したら、「了解」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。さらに、レポートテンプレートから「了解」をクリックして、これらのオプションをレポート要求に保存します。
レポートに含まれる全データプロパティは、レポートの説明文に一覧表示されます。説明文は、HTML コマンドによる行ブレークの挿入で、より見やすくすることができます。この場合、エスケープ文字 (\n など) を使用しても、文字が認識されないため無効となります。
以下の手順で、レポートの説明文に行ブレークを挿入します。
レポートウィンドウから「編集」を指定して、「グラフのカスタマイズ」を選択します。
「グラフのカスタマイズ」ダイアログボックスが表示されます。
「線属性」フォルダを選択します。
すでに選択されたオプションが表示されます。
「選択された線」フィールドのドロップダウンメニューから、編集したいデータプロパティ名を選択します。
「選択された線」フィールドで選択したデータプロパティ名が、テキストフィールドに表示されます。このフィールドを編集して、行ブレークを挿入します。行ブレークの作成には、HTML タグ <p> を使用してください。
以下を入力して、行ブレークを挿入します。
<html> data_property_name <p> <\html>
行ブレークは、<p> タグを入力した位置に挿入されます。このタグは、データプロパティの名前のどの部分でも入力することができます。次に例を示します。
<html>% CPU <p> Kernel Time(0)<\html> |
この場合、行ブレークは、レポート説明文の % CPU の後に挿入されます。
「了解」をクリックします。
行ブレークがレポート説明文に挿入されます。この手順を繰り返して、必要なだけ行ブレークを挿入します。