mmlocate プログラムを使用すると、メディアデータベースに格納されているボリューム位置の情報にアクセスし、管理できます。すべてのユーザーが、-l オプション (デフォルト) または -L オプションを指定してこのコマンドを使用できます。-c、-d、-u オプションを使用できるのは、Backup 管理者だけに限定されています。mmlocate プログラムを引数を指定せずに実行すると、指定したサーバーのすべてのボリュームとその位置が表示されます。サーバーを指定していない場合は、現在使用中のホストが使用されます。
nsrjb コマンドを使用してジュークボックス内にボリュームを移動させると、ボリュームの位置は、ジュークボックスの名前に設定されます。
mmlocate プログラムに使用する形式とオプションは、次のとおりです。
mmlocate [-s server] [-l] [-n volume-name | -i volumeID | location] mmlocate [-s server] -L mmlocate [-s server] -d location mmlocate [-s server] -c {-n volume-name | -i volumeID} mmlocate [-s server] -u {-n volume-name | -i volumeID} location |
-a オプションを使用すると、過去 24 時間以内のものだけでなく、完了したブラウズ可能なセーブセットすべてを照会できます。このオプションは、-c、-N、-q、-m、および -o オプションを指定したことになります。メディアだけのレポート (メディア情報だけを表示する -m オプションまたはカスタマイズしたレポート) と組み合わせると、完了したブラウズ可能なセーブセットだけでなく、すべてのボリュームに -a オプションが適用されます。
-c オプションを使用すると、指定したボリュームの位置フィールドをクリアできます。
-d location オプションを使用すると、指定した位置を示すすべてのボリュームを削除できます。各ボリュームが削除される前に、確認プロンプトが表示されます。
-i volid オプションを使用すると、指定したボリューム ID だけに mmlocate 処理を限定できます。
-l query オプションを使用すると、与えられたボリューム名、ボリューム ID または位置を使用して、データベースを照会できます。特定の照会要求をせずに -l オプションを指定すると、設定位置なしのボリュームが表示されます。
-L オプションを使用すると、データベース内で検出されたすべての位置を一覧表示できます。
-n volname オプションを使用すると、指定したボリューム名だけにこの処理を制限できます。
-s server オプションを使用すると、サーバーのメディアデータベースにアクセスできます。
-u オプションを使用すると、ボリュームの位置を更新できます。位置は、最大 64 文字の長さに制限されています。-n volname または -i volid オプションも指定して、位置を指定する必要があります。