Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

マイグレートデータ用のプールの構成

HSM 機能を使用する場合には、マイグレード前のセーブセットとマイグレート後のセーブセットを入れるプールが必要です。マイグレートデータにカスタマイズしたマイグレートプールを関連付けていない場合には、事前構成済みの「Migration」プールが自動的に使用されます。マイグレート前プロセスとマイグレートプロセスをスムーズに進行させるためには、適切なラベルが付いたボリュームをストレージデバイスにマウントする必要があります。Backup の HSM 機能の詳細は、第 8 章「階層型ストレージ管理」を参照してください。


注意 - 注意 -

アーカイブデータとマイグレートデータは通常の Backup セーブセットデータとは別のフォーマットで格納されているので、別のボリュームに書き込まなくてはなりません。したがって、アーカイブ、マイグレート前、あるいはマイグレートの操作の際に作成されるクライアントファイルインデックスとブートストラップセーブセットも、やはりアーカイブまたはマイグレートされたセーブセットとは別のボリュームに書き込まれます。これらは、デフォルトでは「Default」プールのボリュームに書き込まれます。クライアントファイルインデックスとブートストラップを「Default」以外のプールに送る必要がある場合は、「例 : クライアントインデックスとブートストラップを別々のプールに送る方法」を参照してください。