Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

ラベルテンプレート要素の使い方

Backup には、事前構成済みのプールに対応して事前構成済みのラベルテンプレートが用意されています。ユーザーが独自のテンプレートを作成する場合には、そのシステム編成に合わせて、必要な数の要素を「Fields」属性に入れることができます。ただし、2、3 個の要素にとどめておいて、テンプレートをできるだけ単純なものにするようにお勧めします。たとえば、経理部門向けにラベルテンプレートを作成する際には、ストレージシステムのサイズとメディアデバイスの能力に応じて、ラベルテンプレートをカスタマイズするいくつかの方法があります。表 4-2 に、要素を使ってラベルを作成する例を示します。

表 4-2 ラベルテンプレート要素

システム編成のタイプ 

フィールド (要素) 

 

区切り文字 

結果として得られるボリュームラベル 

シーケンシャル 

AcctFull

001-100

ピリオド 

AcctFull.001

(合計で 100 個のラベル)

ストレージ指向 (たとえば、5 段の棚があるストレージラックが 3 つあり、各棚に 100 個のテープがある場合) 

1-3

1-5

001-100

ダッシュ 

1-1-001

このラベルは、棚 1 のラック 1 にある最初のテープのラベルである

(合計で 1,500 個のラベル)

2 面からなるメディア (光ドライブなど) 

AcctFull

000-999

a-b

下線 

AcctFull_000_a (サイド 1)

AcctFull_000_b (サイド 2)

(合計で 2,000 個のラベル)