Backup には、事前構成済みのプールに対応して事前構成済みのラベルテンプレートが用意されています。ユーザーが独自のテンプレートを作成する場合には、そのシステム編成に合わせて、必要な数の要素を「Fields」属性に入れることができます。ただし、2、3 個の要素にとどめておいて、テンプレートをできるだけ単純なものにするようにお勧めします。たとえば、経理部門向けにラベルテンプレートを作成する際には、ストレージシステムのサイズとメディアデバイスの能力に応じて、ラベルテンプレートをカスタマイズするいくつかの方法があります。表 4-2 に、要素を使ってラベルを作成する例を示します。
表 4-2 ラベルテンプレート要素
システム編成のタイプ |
フィールド (要素) |
区切り文字 |
結果として得られるボリュームラベル |
---|---|---|---|
シーケンシャル |
AcctFull 001-100 |
ピリオド |
AcctFull.001 (合計で 100 個のラベル) |
ストレージ指向 (たとえば、5 段の棚があるストレージラックが 3 つあり、各棚に 100 個のテープがある場合) |
1-3 1-5 001-100 |
ダッシュ |
1-1-001 このラベルは、棚 1 のラック 1 にある最初のテープのラベルである (合計で 1,500 個のラベル) |
2 面からなるメディア (光ドライブなど) |
AcctFull 000-999 a-b |
下線 |
AcctFull_000_a (サイド 1) AcctFull_000_b (サイド 2) (合計で 2,000 個のラベル) |